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ノートへの欲

願望。
いいノートを雑に使ってみたい。
思考を書き殴ったりしたい。
それなのに、私はなぜかそれができない。
例えば、ロルバーンみたいな素敵なノートを買ったとしよう。
会計時の私はこのノートどうやって使おう?現在進行中のプロジェクトノートにしよう!と心を躍らせている。
がしかし、家に帰っていざ使おうとなると、何も書けなくなってしまう。
ノートは綺麗に使うものだ。
字も綺麗に書いて、スッキリまとまったノートがいい。
長年染みついた私の中の学級委員長が、私をこの素敵ノートたちから距離を取らせる。

マス罫であれば、そのマスを綺麗に使わなければという謎の使命感が湧き、自由に書けない。
字の大きさもスペースの使い方も気になってしまう。
マス罫だけに、使うハードルがますます高くなってしまう笑。
もちろん、ドットもダメだ。スペースの配分が気になって仕方がない。

日記もかわいい日記帳を買って、これならモチベーションが続くだろうと思っても、かわいくて素敵な日記帳ほど1ヶ月で終わっている。
逆に、普通の横罫であれば、割と雑に扱うことができるようになってはいて、大学時代の4年間は日記を書き続けることができた。
成長を感じた私は、大学卒業を機にかわいい日記帳を買ったが、1ヶ月ももたない結果に終わった。

横罫で普通のノートに限り、雑に扱うことができてはいるが、ハードカバーで少し素敵なリングノートとかだと、なかなか書き殴るというのは難しくなる。
結局、素敵なノートを見ると、ノートは綺麗に使うものだという心理がどうしても強く働き、書き殴れないのだ。
それでも懲りない私は、文房具屋さんに行くと素敵なノートを見つけては、今回こそは雑に使うぞと心に決めて購入し、眺めるノートが増え続けるのだった。

そして、今日も素敵なノートを買った。
LABCLIPさんのmeets planer/KEY NOTE A5の横罫。
以前から気になっていたノートで、横罫の表紙のモーヴピンクがあまり気に入らず、購入を躊躇していたのだが、チャコールのものが売ってたため、衝動買いしてしまった。

さあ、このノートの運命はいかに?

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