大津絵ってご存知ですか?
以前、山東京伝の『骨董集』を取り上げた際に、「大津絵」というものを知りました。
そのまんま、「大津」の「絵」です。
さらに、『鯰絵』という古本を読んでから、「瓢箪鯰」というものが大津絵を代表する題材というので、どんどん関心が高まり、このたび、めでたく大津絵10枚セットを購入できましたので、さっそくお披露目したいと思います。
なるべく多くの絵が揃っていることを最優先にしたので、これは残念なことに印刷なのです。ですから、安く手に入れられたのですが、そうなるとやはり手書きのものが欲しくなりますね。次回の課題とします。
それではご紹介。
(左)大津絵といったらこれは外せない絶対王者「鬼の念仏」
(右)鬼と見分けのつかない雷様「雷公(らいこう)」
(左)目と目の間をあけてほしい「瓢箪鯰」
(右)これも大津絵の代表選手紅一点の「藤娘」
(左)道中安全祈願を意味する「奴」
(右)三井寺に引摺り鐘伝説の残る「弁慶」
(左)なんでそんなに頭がデカいの「寿老人」
(右)生まれ変わったらこれになりたい「鷹匠」
(左)ワンちゃんは見えていません「座頭」
(右)父の仇討ちを題材にした歌舞伎「矢の根」
以上、いかがでしたでしょうか。
現代ゆるキャラに勝るとも劣らない、秀逸な絵たちでした。
そもそもがお土産の絵ですから、楽しめればそれでいいのです。
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