12 カウチサーフィンゲストとタイマンその後-12年後ー

ちょっとカウチサーフィンのDisりも出てきたのでそろそろ心に残るそして私の大切な友人について書いてみたいと思います。

フランス人のD。この人からリクエストを貰ってAcceptしてみたもののお願い事が多い。「ホテル無い。。。」というので探してブッキングしてあげたりまーた東京の説明したり何回も同じこと訊いてきたりしてすぐに嫌になってしまった。この頃私はカウチサーフィンを通してわくわくする。というよりも嫌気がさしている方が多かった。なら辞めればいいのに「次こそは良い出会いを!」と辞めたら何もかもなくなってしまうと思いつつ何となくだらだらしていた。

やっと出かけかと思ったら電話が来たりして「あのね。私忙しいんだけど?寝る場所提供しているんだからあまり私の生活の邪魔しないでくれない?合意した日付は居ても良いけど、もう少しホストの事尊重した方が良いんじゃないの?」とズケズケと出ていけ。と言わんばかりの言葉を発すると「あっそ!じゃあ出ていきます。さよーなら!」半分はお互い怒鳴りあいのタイマンのようになってしまtった。電話が切れてしばらくすると戻ってきた。そして「出ていくけどこれだけは自分のホストにあげたいと思って持ってきたものだからあげる。クリスマスに飲もうと思っていたんだけど。」と美味しそうなワインやシャンパン、パリの専門店で買ってきてくれたチーズやハム等をくれた。急に申し訳なくなって「あの、、、その。。。誤解っすよ!仲良くやりましょ!」と胡麻化したら相手はかなりの大人ですぐに分かってくれた。

それから楽しく5日間位過ごして良い時間を過ごした。もう昔の事過ぎて覚えてないんだけど色々と出かけたりしてとても仲良しになってしまった。そしてDの帰国日に私も用事があるのでと日暮里の京成スカイライナー乗り場までついて行った。別れの時に自分が本当にこの人に嫌な思いをさせてしまった事、沢山のお土産を持ってきてくれて一緒に楽しもうとしてくれた事、そして許してくれたこと。全部感情的になって私の胸に突き刺さって別れの時に大号泣してしまった。。。でも恋愛感情とか家族愛とかじゃなくてなんだか繊細な二人の性格が共通して他の人には言えないし分かってもらえない気持ちがとても似ているパリジャンの私の双子の弟のような感覚になってしまった。

今は4年に1回位だけどパリに行った時はDの家にお世話になっている。2022年の10月には10日間位滞在した。毎朝暗くて寒い中にエクレアやクロワッサン等の焼き立てパンを買ってきてくれる。2016年に遊びに行った時はリオン、ボルドー等BraBraCarを使って一緒に旅行もした。アネシーにも遊びに連れて行ってくれたし本当に男女だけど男女じゃない双子の様な子。洗濯も掃除もしてくれて下着も洗濯して干してくれる。もう一度言いますが男女の関係じゃないよっ。

カウチサーフィンで見つけた私の双子の弟。夫や自分の家族にも話せないような心の葛藤や弱さも話したこともあるし理解もしてくれた。そしていつも的確なアドバイスをくれる。カウチサーフィンでホスト中に私が大失礼な事を言ってしまい相手が激高してタイマン張ったなんて言っても信じてもらえない位お互い信頼、信用してとても大切に思っている。

私はフランスには大好きな人たちが居る。そしていつもDがそこに居るから実家の様な気分で訪れる。。。Dはまだ独身から良いけど彼が結婚したら寂しくなるだろうな~と思いつつもいつも彼の幸せを祈っている!

D、いつも本当に本当にありがとう!大好きだよ!


また関係ない写真でスイマセン。なんだか日本の居酒屋に見えるのですが、アルゼンチンのブエノスアイレスです。ホストして仲良くなったGのところに遊びに行ったら家族総出でアサードを食べに連れ言ってくれた。南米の家族愛や絆って凄いのね。。。って感じのファミリーで私も見ているだけで涙、涙だった。Gのママも「Gをホストしてくれてありがとうね。」と言って涙でほっぺにキッス。タンゴやピクニックも連れて行ってくれた。アルゼンチンが好きになった。勿論Gファミリーも!!!