美容院

美容院に行った。予約の10分前に行った。

席にすぐ着いたが、15分くらい待ってからどんな髪型にしますか?と聞かれた。待つのはわかっていたのでまぁしょうがないなと思いつ用件を伝え、髪を切ってもらう。

美容院で困ることは用件を伝えることより、シャンプーで痒いところがないのに頻繁に確認されることよりも美容師さんとの会話だ。

美容師も特に話すことがないのに大変だなと思う。どうでもいいことを聞き、中身のない会話を何人ともするのだから。

さて、会話はというと、今回担当の人がその日の朝移動が決まったらしい。その人にとっては一大事だが、僕にとってはどうでも良い話。そう、実は僕はこの美容院によく通うが一度も指名というものを使ったことがないのである。一時期、またフリーだよと思われているのではないかと勘ぐったこともある。この温度差があるから弾まないことが多いのだなと思った。

髪も切ってもらい、シャンプー。ジャケットを着た、良い声の男性に案内された。雰囲気が明らかにデキるやつ。しかし、僕が頼んだのは自動シャンプーなのである。最初に設定をしたら、殆ど何もしなくて良いやつ。

目の上にシートをかけてもらう。うっすら目を開けると隣に新人くんが立っている。全て自動なのに、終わる時間もわかっているはずなのに、痒いところを聞かなくても良いはずなのに。もはや、めちゃくちゃやることがないか、サボりたいのか、これが雰囲気デキるやつのデキる接客なのかなどと考えてしまった。

髪を切って、シャンプーをしてスッキリするはずの美容院で変に考えてしまいちょっと疲れたので足早に帰った。





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