見出し画像

言語化の魔力を読んで

樺沢紫苑先生の本。
よかった。
言語化能力の低い子供を二人をもっているので、言語化の重要性を身に沁みて感じた。

あとがきに書いてあったように、この本は、樺沢先生のユーチューブなどに寄せられる質問に多く答えた経験からの「リアルな言葉」からできている。
役に立つ考え方が沢山あるが、特に大事だなと思ったのが、「自己開示する勇気」である。

色々こじらせている、上の子供を見ているとこの勇気がない為に、上手くいかないことが、多々ある。本によると、7割の人が他者に相談できない、自分の悩み(弱み)を開示できないそうだ。しかし、この自己開示することによって、悩みを相談でき、理解され、共感され、大きな癒やしになる。

自己開示の返報性というのがあり、相手が自己開示してくれると、自分も、自己開示したくなるという心理が働く。また、相手が自己開示してくれるということは、自分のことを信頼してくれるという証だから、距離がぐっと近づく。

本によると、「相談できない症候群」は、放置すると、死に至る病であり、なんとか相談する勇気を出して、周りの人に相談してほしいとある。

上の子は、一年前の現役時よりは、自己開示するようになったが、受験生にとって大事な10、11月に模試をきちんと受けていなかったことが判明して、うまく行っていない受験が更に崖っぷちになった。悩みがあるなら、自己開示しないと、このように取り返しのつかない重大な過ちを犯してしまう。起きてしまったことは仕方がないので、今から自分のできる限りの努力をするしかないだろう。

本の中で、スマホの悪影響も、書かれていた。薄々、みんなわかっているだろうが、便利な反面、脳疲労をおこす原因になる。樺沢先生は、脳疲労が諸悪の根源であると断言される。悩みによって、脳疲労になる。脳疲労が、視座転換、言語化、行動化できなくなり、悩みが深刻化する。悩みを解消したいなら、スマホを手放しなさいとある。スマホをみないで、ボーッとする時間が脳疲労を回復させることになる。

今回も、多くの知見があった。できることから意識して取り入れたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?