本当に欲しいもの。
いつも、
自分が満たされているかどうかが気になる。
足りないものはないか。
足りないとすれば、
どうすればそれを埋められるのか。
自分が何を得られるか、
何を手に入れられるか、
ということに焦点が合っている。
でも、そろそろ、こう考えてみてもいいんじゃない?
自分に何ができるか。
自分が何を与えられるか。
どんなことでもいいんだよ。
人に優しい気持ちで接するとか、
相手を尊重することを忘れないとか。
そして、
自分がいつも機嫌よくいることも、
相手によいものを与えることになる。
ここでの「よいもの」というのは、
物質的な「もの」に限らない。
安心感とか、
リラックスできる時間とか。
そういう「もの」は、
目に見えないし、
その大きさを
測ることができないけれど、
とても貴重で、
とても大切なものなんだ。
そして、おや?と気づく。
あぁ、自分が本当に欲しかったものこそ、
安心感であり、
リラックスできる時間なのではなかったか。
「自分には足りない」「自分は欠けている」と思う気持ちを何かで埋めて、そうして、自分が本当に得たかったものは、「自分はこれで大丈夫」「自分はこのままで大丈夫」という、安心感ではないかしら。
将来への蓄えも、何かをするための資格も、明るさと快活さも、ポジティブな思考も、全部、「これで大丈夫だ」と自分を安心させるための道具。
それがないから、こんなに焦るんだ、不安なんだ。
なんとか手に入れたいな。手に入れなくちゃ。
でも、本当にそうかな?
本当にそれがあれば、安心できるのかな?
本当にそれがないと、安心できないのかな?
それを確かめるためには、まず、
自分が本当に欲しいものを知らなくちゃいけない。
わたしが、本当に欲しいものは何かな?
あなたが、本当に欲しいものは何かな?
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