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【クライマックス離乳食〜前歯を使おう】


離乳期の本番は、やはり「手つかみ食べ」でしょう。

この段階に来ると、
食事介助の仕方も、

「いかに、あらゆる食べ方を経験させるか?」

がメインのなります。

そのためにも、
前歯を使って
「かじる」動作は、

歯の周りにある「歯根膜」という歯のクッション的存在の機能が
食感を感じる役割をし
脳に情報を伝えて
その後の
手や口、頭や首の角度への学習を経験させることに
つながっていきます。

ただでさえも
手つかみたべは
五感を刺激しますが

前歯を使うことにより
さらに細かな感覚を
読み取っているのですね。

それは
この食べ物の固さは
あとどれくらい噛む必要があるのか?
性状はどうか?
温度はどうか?
大きさはどうか?

など、
情報は随時送られ、判断されているのです。

離乳後期あたりら、細長く切った
かじり取りやすい食べ物を
大人が持って
かじり取りを促す
介助を取り入れていくといいですね。


手つかみ食べが始まると
口の中に食べ物がうまく入らなかったり
詰め込みすぎたり
吐き出したりと、
多くの経験をしながら

その後、自分で食べる技と意欲を育てていきます。

「汚れるのが嫌だから
あまり手を使わせたくない」

という気持ちもわかりますが、
この時期に
空腹を満たすために
手先をしっかり使わせることで
生きる意欲にもなる大切なことです。

ぜひ
協力してあげてくださいね。


本当の幸せの連鎖が、ここから起こりますように💖