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宙に浮いた柱

高温多湿の日本において、住まいを長く維持するために湿度とうまく付き合うことは要です。

地面からの湿気が及ぶと家はたちまちそこにいる腐朽菌やシロアリの餌になってしまい、家の耐久性を落とすことにもつながります。
家づくりをする上で風通しや換気をよくすることは、不可欠です。

長年建ってきた古民家では、そういった傷みが出ている場合がありますが、それをうまく直して家を長く使い続ける技術があります。

柱の傷んだ部分(地面から近い柱の足元)だけを交換することで、家を建て直したりしなくとも、まだまだ長くその家に住まうことができます。
交換する木材も同じ年代の古材を利用することで同じくらいの強度で足元を守ります。またこれからも同じように経年変化していくことができます。

なかなか替えることが難しい構造材を直す「根継ぎ」という伝統建築技術です。

メンテナンス「できる」家であることは、長持ちさせることができる住まいであると思います。

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