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急に喧嘩を売らないで下さい。

高速バスの中で同世代くらいの中年女性に喧嘩を売られた。

「隣に座るんですか〜。停留所全部過ぎたら他の席に行かれますか〜」って。

私はバイ菌か。
あんたやってコロナ持っとるかもしれへんやんか。
私がネットで指定席を取った時、隣は空席やったぞ。
だから、あんたがチケットを購入する際に隣が空席かどうか確認しいひんかったからこんなことになっとるんちゃうんか。
あんたの落ち度やろが。
私はあんたがおってもおらへんかっても気にしいひんけどな!

感情渦巻く中、急に売られた喧嘩にビックリして思わず「ハイ」と小さな声で返した私の表情を見た彼女がすぐに視線を逸らした。
「私が他の席へ行っても構わないんですけど」
心情が顔の上半身からはみ出たか。

しばらくして彼女が「席を間違えた」と言って後ろの席に回った。
私の記憶が確かならば、運転手さんが持っていた座席表では、隣に誰かはいたが後ろの席は空いていたはず。
しばらくしたら、後ろから唐揚げのかほりが。
こんな同世代らしき女性を見ると残念になるが、このご時世らしい不意に売られた喧嘩の対策について考える機会になった。
次にこのようなことがあったら、顔だけではなくきちんと言葉で伝えよう。
もちろん敬語で丁寧にな!

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