2024春アニメ雑記~最近見たアニメの話をする~【24/6/19】
今日は記事を上げるか正直迷っていたのですが、一応語りたい事があったので上げておきます。文字数は少なめです。
『無職転生Ⅱ』最新話まで追いつきました
第1クールからずっと録画分を溜めていた本作ではあるが、この度ようやく最新話(執筆時点では22話)まで追いつくことができた。
2期について、1期以来のエロ・グロを問わず「忖度をしない」描写に本作らしさが現れていたと思うし、特に魔法大学編ではED(勃起不全)を治すためにルーデウスが奔走する所が、男性の性に関する問題に真摯に向き合っていて良かったなと感じた。この手の描写については露骨な所もあるので人を選ぶとは思う(TLやフォロワーさんのブログとか見るとそういう所で嫌悪感を抱く声をチラホラ見かけた)けれど、個人的にはフィクションのお話なので全然ありだと思うし、むしろ今後他人事ではなくなるかも、と考えると中々に刺さる話だったと思う。
また魔法大学編では転生モノでは軽視されがちな、転生の経緯や登場人物の前世に踏み込んだ描写がいくつかあったのが良かった。特にナナホシとの出会いについて、転生と転移の違いや両者の異世界生活に対する価値観の違いとかで興味深いなと感じる描写がいくつかあったし、ナナホシのように必ずしも異世界で過ごすことが幸福ではないということを、1作品の中で表現していた所が面白いと感じた。
そして転移迷宮編について、先日放送された22話では予告の時点からかなり嫌な予感はしていたが、その結末は悪い意味でその上を行くものとなってしまった。ルーデウスの僅かな慢心から父・パウロの死へと繋がっていき、そして転移事件以来の大目標だった母・ゼニスの救出を果たすものの、当の本人は記憶を失っているという結末…。試練の先に試練を持ち出してくるの、本作らしいところはあるけれど中々メンタルに来るなあと感じた。そしてアニメとしては残り2話ほどになると思うが、多分すぐに解決はさせてくれ無さそうな問題だと思うし、どのような形で2期を締めくくってくれるかが楽しみである。
個人的には一気見で2期を見させていただいて、1期に引き続きすごく面白いと感じたけれど、毎週1話ずつリアタイして見た方が色々予想を立てながら見るやり方も面白かったんだろうな…と感じた。今期の中では話題度としては今一つな印象が拭えないけれど、是非3期も作って欲しいと感じています(が、個人的にはおにまい2期も作って欲しいという気持ちもあり、その点少し葛藤している。ある種の「ターニングポイント」である)。
『シャニアニ』折角の単独ライブ回のはずが…
アニメ関連の雑記を上げるたびにシャニアニの話について触れているが、11話で遂に283プロの単独ライブ回に入った。のだが、この回に入っても本作の悪い所が出たというか、音楽を題材としているアニメとしてはあるまじき手法を連発していたのがとても不満に感じた。
まず楽曲関連について、各ユニットで既出の楽曲1曲+初出し楽曲1曲といった構成で見せていったけれど、所々で舞台裏のシーンを挟むという手法を取った。いや、アイドルアニメってライブで楽曲を見せるのがウリだから、そこで余計な他の情報を挟むのは違うでしょ?って感じた。この回に関しては宣伝色全開で良いから、ちゃんと曲を聴かせて欲しかった。
そしてビジュアル面でも少し気になったことがある。それはカメラワーク関連である。ライブをしているという感じはあるのだけれど、そのカメラワークにおける遠近感の使い方が微妙というか、躍動感が足りないなと感じた。またそのせいでライブの規模を敢えて隠しているような感じもあって、結局283プロってどこまで大きくなったとか、各ユニットがどこまで成長したのかとかが本編の中であまり感じ取ることができなかった。
そしてTVサイズに収めたが故にユニット全メンバー揃っての楽曲披露が次回に持ち越しになったけれど、例によって劇伴でインストEDをするという始末。高揚感の塊であるライブの途中なのに余韻をぶち壊している。ならライブシーン中にクレジット出すなりの対応をした方が良かったし、その方が制作陣側がやりたかった舞台裏のシーンも個別に描けたはず。
本当にこのアニメ、アイマス云々以上にアニメの面白さの引き出し方が分かっていないというか…この調子で第2クールに入るのかというと寒気しか覚えない。
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