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【海外サッカー雑記】EURO2024開幕!【24/6/16】

UEFA EURO2024が開幕しました。


グループA ドイツ5-1スコットランド

開幕カード。開催国ドイツの初陣ではあるが、個人的にはロバートソンがいる関係でスコットランド視点で視聴。実力に開きのある両国との対戦なのでスコットランド側としては厳しい結果は避けられないと思われたが、蓋を開けてみればそれ以上に厳しい内容、そして結果だった。

上記画像はハーフタイム時のスタッツだが、結局スコットランドは修正できぬまま90分を終えた。

スコットランドとしては、とにかく敵陣内にシュートはおろかボールを運べない(要するに、ビルドアップが上手くいってない)展開に終始していて、かつボールを奪われた後のドイツのカウンターを簡単に許してしまったのがキツかった。そして致命的だったのが、前半終了間際のポーテアスの退場だろう。ただでさえ2点奪われて少しでも攻撃の機会を作らないといけない中での展開だったので、この時点でほぼ勝負あり、となってしまった。とはいえ、主将ロバートソンはクラブとは違うポジションで立ち回る中でも流石のスキルを発揮しており、同国の中ではプレー面でも頭一つ抜けた存在であると感じた。

一方のドイツはムシアラやヴィルツら若いアタッカーが躍動し、また今大会を持って現役引退するクロースがパス成功率99%の脅威のスタッツでチームの攻撃に活力を与えるという、文句なしの展開だったのではと感じている。昨秋の、極東のどこかの国にがっぷり四つでボコボコにされた惨状から、僅か1年足らずで修正できたナーゲルスマンの手腕はホンモノだなと感じた。また個人的には元リヴァプールのジャンが追加招集からの途中出場、そして得点を挙げるなど、ドイツ側から見ても嬉しいニュースはあったのは良かったかと思う。またドイツはこの日ベンチスタートだったフュルクルクやザネなど明らかに他国ならスタメン間違いなしな選手もいるくらい選手層が元々半端ないので、このクオリティなら優勝候補とも互角に渡り合えると思う。


グループB イタリア2-1アルバニア

今朝のゲーム。世間での注目度としては直前に行われていたスペイン対クロアチアよりもワンランク下がるものの、「前回王者の初陣」であり、また「インテル所属選手が両国で6人在籍」という素晴らしいカードだったので視聴。

ところが試合開始から1分足らずでディマルコのスローインミスからアルバニアが先制。クラブでもやらかす印象がほぼ無かったのでこのミスにはいろいろな意味で驚かされた。それでも直後にイタリアが実力通りに自分達の時間を作り出し、10分台に同じくインテル所属のバストーニ、バレッラが立て続けに得点。まさにインテル劇場とも呼べる前半だった。
後半はスカマッカやペレグリーニ、フラッテージを中心に得点機会を次々と作り出したものの、追加点は生まれず。特にフラッテージに関しては決定機逸が何本かあったのが非常に悔やまれた。またチームの核であるキエーザも得意のサイドからの突破からクロスを上げるも、これもまた得点は生まれず。アルバニアの守備の修正もあり無得点で終えたが、これ以上の失点はゆるさず2-1で勝利したゲームだった。

良くも悪くもイタリアらしい最初のゲームだったが、本大会では1勝上げることが全てなので、個人的にはまずホッとしている。

だが個人的に最も不満に感じているのは試合そのものではなく、中継に日本語実況解説が付いていなかった点である。直前にスペイン対クロアチアの注目カードがあったのが最大の原因だと思われるが、せめて前回王者の最初のゲームに実況解説は充てましょう、と感じた。アルバニアもセリエA所属選手が多いので、この試合なら細江さん北川さんのコンビでやってたらもっと面白く見れていたんだろうな…と感じたり。

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