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某社の既製品を紐解く①

新しくセーターを編みはじめました。

長年着てヨレヨレになってしまったお気に入りのセーターを、手編みで再現してみることにしたのです。

元にするのはこれ↓

多分6〜7年着たのでちょっと伸びてしまっています。

新製品や現行品は公開で紐解いたらまずいかもですが、製造が終了してこれだけ時間が経っていれば大丈夫でしょう。
今も販売していればもう一度購入したいくらいです。

このセーターが発売された頃、海外のニッターさんたちにこういうTシャツ型のセーターがとても流行っていて、日本の編み物好きさんたちも随分編んでいました。

これを着ていると「それ編んだの?」と編みハラされることも多くて、いつか本当に編んでみたいなと思っていたのです。

長年の思いを実行することにしたのは、このデザインに合いそうな糸を見つけたから。

ニッティングバードさんの〈中細・日本製カシミヤシルク混ループファンシー15色〉という糸のホワイトブラウン。

セーターより濃い色ですが、糸の太さや雰囲気は良さそうです。


まずはスワッチ。

編む針を決めて試し編み
水通しして
計量


セーターのサイズを測って製図を起こします。

裏返すと平らに置けるので測りやすくなります。
既製品のニットはほとんどがミシン仕上げです。
縫い代の内側までを測って、手編みの編み図を作るときにとじしろとして1目プラスします(これ大事!)

ざっと図にしてみました。


このまま編むのは不安なので、自分サイズの原型に合わせて製図してから編み図を書くことにします。

ゲージから割出しして、編み図を書きました

ここまでで準備は完了。

続きはまた次回。

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