某社の既製品を紐解く③
某社の既製品を再現しようとしています。
前回はパターンを起こして編み図にするところまでを書きましたので、今回は実際に編んでいきます。
編み地はすべてメリヤス編みですが、前身頃の衿ぐりにちょっとデザインがあります。
一般的には編み地の端で減目をするのですが、このセーターは端から3〜4目入ったところで〈2目一度〉で減目をしています。
この減目は1目ずつしか減らせないので、どうやればこのカーブが出せるか自分のゲージで試してみなければわかりません。
実物大のゲージ方眼を作れるサイトで印刷して、実際に描いてみました。
(私は方眼紙ネットを利用しています↓)
編み目がわかりやすい糸で試し編みしてみました。
うん、なかなかいいんじゃないでしょうか。
ではまず後身頃から。
面積が大きくなったら、一度ゲージチェック。
小さいスワッチと実際の編み地ではゲージが変わってしまうことはよくあります(人間だもの)
目数は大丈夫でしたが、段数がちょっとキツくなったので編み図の方を計算し直しました。
うん、修正成功。
次は前身頃。
色が濃いので分かりにくいですが、こちらもオリジナルと似た感じになりました。
編み図にするとこんな感じ↓
肩は引き返し編みにして、別糸で段消ししながら捨て編みしています。
捨て編みで編み目を休めると、水通しとブロッキングが綺麗にできます。
ここまでは上手く進みました。
次回は袖を編みます。
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