難儀

「芸人を目指しています。」
      ↑
これがちょっと気になります。



芸人になったと言える線引きってどこ?


芸人をやると決断した時?


養成所に入学した時?


事務所に所属した時?


ネタを書き始めた時?


舞台に立ってネタを披露した時?


テレビに出始めた時?



思い当たるのはここら辺です。
僕の場合。最後以外はクリアできています。



よく友達とお笑いの話をする時に
「お前さ、さん付けして芸人ぶるなよ」
と言われたりします。


その時は
「別にぶってねぇし!笑」
    とか
「うわっ!なんだこれ!恥ずかしい笑」

など返します。



しかし、心の中では



「俺が芸人じゃなかったら誰が芸人なんじゃ。なんか振ってみろよ。面白く返してやるから。こちとら芸人やぞ。」



と言って強めのボディブローを三発入れています。




本当にはやりません。
ボディブローはすごく痛いし、
謙虚なイメージって大事なので。



そういうことがあるので
今は芸能人全員呼び捨てて呼んでいます。



おいコラァ!!松本ぉぉぉぉ!!



お前じゃお前!タモリィィィィ!!



あはん。さんまァ…さん。



さんまさんにはなぜだか「さん付け」しちゃいますね。



ここでは自分は芸人であるとあえて言い張ります。


「さん付け」ももちろんやります。


芸人をやっていると
「どういう芸人になりたい?」
     とか
「影響受けてる芸人とかいる?」
と度々聞かれます。


その時は
とりあえず好きな芸人である
アルコ&ピースさん
バナナマンさん
三四郎さん


などの芸人を答えますが


その場その場で答えは異なります


あまりその問いにピンと来ていないのです。


好きなんだけど
そうなりたいのか?
全部に影響を受けたのか?と言われると
ちょっとズレが生じます。


だからと言って
「三四郎さんのワードチョイスとバナナマンさんのネタあとはアルコ&ピースさんのラジオトークかなぁ」

と言うと



「うわぁ、こいつトガってんなぁ。臭っ。」



「いきなり雄弁やん。キモ。」



「ちょっと欲張りすぎじゃない?弁えろ。」




「このキメラ芸人が。死さらせ。」



などの罵声が飛んでくるに違いありません。



米田には直の罵声が1番効きます。



是非試してみてください。


ここでは影響を受けたものを羅列します。
(あえてね)

・バナナマンさん
 コントの設定が突拍子もなく
 それでいてよく練りこまれている
 この人達をみてコントをやりたいと思った

・三四郎さん
 これは小宮さんですね。
 言葉の端々に切れ味があり
 日常的に真似したくなるものばかり
 相田さんはいるだけで面白い。

・アルコ&ピースさん(ラジオ)
 平子さんのコント風味トークと
 酒井さんのバカトーク。
 下世話な話に戸惑いがない。
 この2人じゃないとあんなに笑えません。
 ひとりぼっちの頃に支えてもらいました。

・Mr.Childrenさん
 韻や比喩表現に心地さを感じる。
 桜井さんが言葉選びに愛を込めている
 ことがひしひし伝わる。
 高校の頃、好きだった娘とLINEをした後
 聴いて勝手にしんみりしてました。
 その娘はやがてテニス部の男と付き合います

・しんすけさん(ゲーム実況者)
 元お笑い芸人と言うこともあり
 ワードチョイスが秀逸。
 ゲームがそんなに好きじゃなかったのにハマ
 った。全然観れた。
 1番影響を受けたのはこの人かもしれない。
 FCパーマンの実況が好き。

・イチローさん(野球選手)
 この人も言葉選びが凄い。
 スポーツ界のエンターテイナー。
 やっと最近、言葉を一つ一つ拾って
 理解できるようになりました。



他にもいたかもしれませんが
思い出せた分だけ。



すみません
長々と自分の好きなこと語っちゃって。



オタク気質なんです。



つまりはその人が好きって訳じゃなくて
その人の一挙手一投足が好きなんです。



人って色んなものに影響を受ける生き物で
今はエンターテイメントも充実しています。



ましてや僕は飽きやすく
気が散りやすいので
何が一番好きかはその場その場で変わります



ただ一つ言えることは
僕がいつか売れて、
皆さんといつかお話しできる機会があったとしたら


「誰に憧れて芸人に?」
「なんで芸人に?」
「誰に影響を受けたんですか?」
「昨日の夜、何食べたんですか?」
「彼女いますか?」
 


などの質問はしないで下さい



それは僕にも分かりません。








これフリじゃねぇからな。

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