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【今お米がやばい!】不作の原因、お米の現状を考察してみました。

昨年秋に収穫された令和5年産のお米たち、
現在価格の高騰と品薄に悩んでいます。
ニュースでも取り上げられるようになった問題をこちらで少し書かせてもらおうと思います。


●お米が取れなかった原因は?

一言で言うと昨年の『猛暑』が原因の一つであると考えています。
お米は夏に育ちます。特に昼と夜の寒暖差があればあるほどお米にでんぷんが蓄積され、甘くて美味しいお米が出来上がります!

それが昨年は『猛暑』の影響を大きく受け、不作となってしまったと考えられます。お米が育つ夏、でんぷんの充実が不十分だと、でんぷんに細かい気泡が入り、お米が白く濁ってしまいます。白く濁ってしまうことを「高温障害」と言います。

さらに、虫の影響などを受けるとお米が黒くなってしまうこともあります。

そういうお米を除いていくと市場に出るお米は減ってしまうんだとか…

●インバウンド(訪日外国人)の需要が増えている?

コロナウイルス感染も落ち着き(?)、コロナ前のように旅行をする方が増えました。
また、円安の影響で日本にやってくる方が増えています。
その外国人が日本に来て楽しみにしていることの一つに『美味しいご飯が食べる』が挙げられます。
その需要拡大により、さらにお米が足りなくなっているのが現状です。

先月大阪の海遊館に遊びに行った際、平日にも関わらず多くの外国人観光客がいてとても印象に残っています。
USJの近くのホテルに宿泊したのですが、フロントにも朝食の会場にも外国人観光客の方が多く、逆に日本人の方が少ないくらいでした。

その後ニュースでも取り上げられているのを見て、本当に増えているんだなぁと実感しました。

●令和6年産はどうなるでしょう・・・

新米までもう少し、これからどうなっていくのか考察しました。

東北の方の農家産が言っていたのは、
”今年の冬は雪が少なく、水不足にならないか心配だ”
そうか、猛暑だけではなく、水の心配もいるのかと驚かされました。

でも他の農家さんからは”順調”と声を聞いたり、実際に収穫できるまではまだまだわかりませんが、この夏の猛暑によってまた変わりそうですね・・・

●増え続けるお米の需要

市場にお米が品薄になるにつれて当店にお米を求めて来られる方や、飲食店の方などこの1ヶ月ですごく増えた気がします。
じゃあなぜ当店にはお米があるのか?
それは、年間契約していて昨年同量くらいのお米は確保しているからです。
しかし量が取れていないお米もあって、もう新米取れるまで入荷未定のものもいくつかあるのが現状です。

なので、このまま需要が増え続けると新米の時期までお米が足りなくなることも考えられます。

また、お米はあっても価格が値上がってしまっていて、変わらない価格での提供は難しくなっています。仕入れ値も上がっていて当店の現状的に買えないお米も出てきてしまっています・・・

●愛知県岡崎市は”米券”が配られる!

8月下旬から愛知県岡崎市民には1人2枚880円分が配られるんです。
当店はもちろんお米屋さんなので使っていただけるんですが、もし需要がすごく増えてしまった場合、お米があるかな?って心配もしています。

新米を前にして配られるので、きっとどこもお米が足りなくなるんじゃないかな?って。
もうすでに岡崎市内の農協ではお米がなくなっていると噂も聞くのに、市民の方はお米を選ぶことができず、あるお米を仕方なく買う状況になってしまうんじゃないかと・・・
どうせなら新米の時期に配ってほしかったな〜って。

そんなこと言ってもしょうがないんですけどね〜

●新米を待つばかり・・・

当店は”お米を作っている”わけではなく、”お米を売っている”お店なので、新米が需要に合うようできることをただただ願うことしかできません。
価格が上がるのも不安だし、今後の対策を家族で考えていかなければなぁと思っています。
農家さんの応援ができるよう今後も努めていきたいと思います!

また新米の頃、色々お話しします😊

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