見出し画像

WEST.推し直したら人生がちょっぴり救われたオタクの話

WEST.10周年、本当に本当におめでとう!!!!!!!

WEST.の10周年が近づく中、自分の事ではないのになんだかずっとソワソワしてて、仕事が終わってPCを閉じたのに何かしないと気が済まなくて、どうしようどうしようと考えた結果、自分がWEST.に人生変えられた話でも残しておこうと思い立ち、今こうして1年ぶりに記事を書いています。

まず、タイトルにもある通り、私はWEST.の出戻りオタクです。
伊野尾革命がおこりHey! Say! JUMPが活気づいていたころに合わせて伊野尾担になった私は、「リトルトーキョーライフ」でWESTに出会いました。関西弁の男がずっと昔から大好きで、当たり前に気になる存在に。
当時から推しだとはっきり認識したのは神ちゃん。重岡担の友人の猛アプローチを受け、人生で初めて行ったライブである24コン追加公演で確定お手振りファンサをもらった私はあれよあれよと神山担になっていました。

初めて買ったWEST.の円盤は京セラの即売会場で購入したラキセ。
初めて買った新譜は『おーさか☆愛・EYE・哀/Ya! Hot! Hot!』。
開設してすぐ作ったFCは7万台。
当時一番好きな神ちゃんのビジュアルは緑色のコートを着たwith2017年4月号のスナップ。
当時はTwitterでオタ垢も作り、毎年ライブに行き、オセローにも4回通い、ほのてん見たさにNetflixに入り、31とファミマのキャンペーンを制覇し、オフショも買って、1番に推してたわけではないけれど、ちゃんとWESTのオタクをしていました。
そんな中、ファン歴4年目の2019年に入った5周年ライブ「WESTV!」。これが私にとって今でも一番好きなライブなんですが、ぶっ刺さって満たされて、5周年のいい時なのに、バレー前に熱が冷めてしまいました。今思えばあの時から「証拠」くらいのまで神ちゃんのビジュが今まででいちばんくらいで好きなのに。2020年春ツアー「W trouble」で初めて自名義全滅したのも契機になって、W troubleの配信ライブを最後に一旦WESTから身を引きました。

そんな私がWESTを推し直したのは2022年2月。
当時は本当にそこまでじゃなくて、中間担である職場の先輩との共通コミュニケーションツールとしてWESTがいたからという理由でした。
WESTの名義を作り直し、WESTのライブに2年ぶりに応募し、先輩の名義が当たり入った「Mixed Juice」で、やっぱりWESTのライブって楽しいなを純粋に感じて、先輩とは会うたびに「黄色チェック」「青ポンチョ」と単語で攻撃して「ゔああ」とふんわりやられる、というやりとりをしてました。懐かしい。
でも、そんな当時自分の中で苦しいことが重なります。

  • 当時推していたTravis Japanの海外留学

  • それなりに頑張った仕事が一区切りついたことによる虚無

  • 一緒に頑張ってきたチーム唯一の同期の異動

Travis Japanの件は、納得はするけど許容はできなくて、旅行中だったのにやけ酒で自分用のお土産として購入したビールを3缶全て煽って寝落ちるダメな大人になりました。また、1年半がっつり関わって頑張った仕事が一区切りついて、達成感の後に襲ってくるのはただの虚無だというのに社会人になって初めて気づいたのもこのころ。そしてそれに重なるように起こった同期の異動が本当に苦しくて。確かに仲のいい先輩や可愛い後輩は同じチームにたくさんいるんですが、この同期がいる事の安心感ったらなかったんです、本当に。

まあ何も切り替えられないまま6/30に同期が異動して、心に開いた穴が一番深かった7/1。たまたま自名義当選して参戦した神山智洋誕生日公演の「TO BE KANSAI COLOR」で、私の人生は色を変えました。
当時のことはもう衝撃的すぎて、その時神ちゃんをはじめとしたWESTの7人がどんなことをしていたのか、MCでどんな話をしたのかとかはほぼ覚えてないです。気づいたら京セラドームのそばのイオンの前で駅の混雑が落ち着くのを待ちながら無心でセトリを調べて感想をメモしてました。
でも、開演前の真緑に染まった会場と、でっかいドームの中心で歌って踊って、何よりも歌詞を、歌の持つエネルギーをまっすぐに届けてくれるWESTに、気づいたら涙が止まらなかったのは覚えています。
確実にここが私のWESTオタク第2章の始まりです。

それから私はあれよあれよと沼にすっ転ぶ、行動力だけは異常にいいジャス民になりました。
ホテルに戻り、ライブで心に真っ直ぐ届いて離れなかった「僕らの理由」をYouTubeで聴きなおして、タワレコ京都店にまだサムシング・ニューの初回Aが売っていることをその日のうちに調べあげ、翌日考えていた予定を半分すっ飛ばしてタワレコに駆け込みました。コレクション欲が強いオタクでもあるので、その1ヶ月後にはライブ映像を全部見返して、3か月後には離れていた時や2016年以前に出た限定盤をほぼほぼコンプリート。コロナになった時にはこれは好機とパパジャニWESTを全部見返して、ちょうど公演が決まった「幽霊はここにいる」も一般等合わせて3回通いつめました。
当時は7/1にTikTok、8/10にWESTubeが開設したことでより身近に7人の人柄に触れることが出来て、レギュラー番組も2つあったために供給量が2019年まで見ていたWESTといい意味ですごく変わっていたのも、ジャス民になるには好環境でした。ほぼ毎日何かしらの「手軽な」供給がある状態で、推しの熱量が途切れることがなかったのが、本当に当時から今までずっと居心地がいいです。

そしてWESTのオタクになったことでいろんな人とのつながりが増えました!本当に!
京セラに一緒に入った神山担のお姉さんとは「幽霊はここにいる」の祝勝会きっかけで月1ペースで会うように。本当に話が合ってWESTを推してて思ったことをなんでもズバズバ言い合える最高の同担です。
WESTが好きになったとTwitterで呟いたら、高校時代の後輩から「私もWEST好きになったんですが観賞会しませんか?」と7年ぶりに連絡が来て、一緒にライブも入りました。
リア友にも「WEST.が本当に良くてな…」と少しずつ話をしていたら見てくれるようになって、一緒にライブやフェスで大騒ぎするまでになってくれました。
きっかけとなった職場の先輩とは今職場で一番仲が良くて、毎回ライブに一緒に行く連番相手。
WEST.が繋いでくれた縁が、本当に強くて深くて。出会う前にあんなに苦しかった気持ちはどんどんWESTと、WESTをきっかけに出会えた人との幸せな思い出で満たされていきました。22年上半期の苦しみは今では笑い話です。そして今は何があっても「WESTꓸがいるから」と自分のメンタルもちょっぴり強くなって、ダイエットもできて、おしゃれにも精が出て、とにかく毎日が活気付くようになりました。


…と、ここまでが、私の「ジャニーズWEST」と「WEST.」に関わる物語です。

こう無計画で書いていくと、やっぱり自分の沼落ちは波がないというか、タイトルの通り、私は「WEST.に人生を”ちょっぴり”救われた」オタクなんです。
もっと大きく「WEST.がきっかけで人生のターニングポイントを迎えました」とか、「WEST.がきっかけで今めちゃくちゃ情熱燃やしてでっかい夢持って頑張ってます!」とか言えたらもっと文章としては面白いんですが、私は転職もしてないし、住処も変えてないし、当時はしんどかったことも世間と比較すればそこまで落ち込むポイントがあったわけではないし、今何か夢を持ってがむしゃらに頑張っているわけでもないです。

けどオタクってそんなもんだし、それでいいんじゃないかな、とも思います。
私の今ある日常にちょっとだけ影が差した時、楽しみながら少しずつ少しずつ小さい幸せや夢を持って前向きに生きていければいいのかなと思わせてくれたきっかけはいつ見ても楽しそうに笑うWEST.の7人でした。それに私自身、WEST.に出会えて人生がかなり豊かになったという事実は揺るがないなって感じます。


2024年春、今のWEST.の良さってなんですか?と聞かれたら「”変わらない”事の人間らしい安心感」だと私は答えます。

結構彼らは昔から「永遠だとか一生なんてさ、どこにあるんだ」って言ってきたり、「究極俺らがいなくても君の人生を幸せに生きてほしい。そこに自分たちは介入できないから。」って平気で言ってきたりします。オタクに長く依存させて貢がせることでビジネスをするアイドルなのに、変わってしまう世の中と、自分も他人も含めて、一人一人のライフステージが大小や早い遅いの違いはしっかりあれど、確実に変わりゆくものだってことをここまで深く理解している、しようとしているアイドルはWEST.以外見たことがないです。
そんな"変わりゆく"時代の中で、WESTꓸももちろん熱いロックソングという武器を増やしてビジュアルも変えて活動の場もガンガン増やして広げています。変化してます。「変わってく僕を怖がらないで」「現状維持は実質退化」とか歌ってる人間が変わらないわけないんです。でも、それでも、「人が笑顔になれる歌を歌いたい」というアイドル活動の根っこの部分と、「一緒に歩んでいく」「置いていかない」というファンに対する姿勢、何より7人の「馴れ合い上等」と断言したくらいの仲の良さと団結力は、2016〜2020まで私が見てきた姿と、2022〜2024まで見てきた姿で何も変わっていないと感じています。
根っこが変わらないからこそ、私比どん底の時にWESTを見て、2016年のクリスマスに見たWESTと変わらない関西の明るい陽気なお兄ちゃんのWESTに安心して、惚れ直してしまったのかもしれません。
それに、これを一番感じたのはWEST.の改名の時なんですが、WEST.はずっと昔から今まで、見ている人に「しっかりと悩んで困って苦しんだ」人間らしすぎる姿と「それをちゃんと7人で考えて、もがいて、乗り越えて、今は前を向いてるよ!僕たちは大丈夫だよ!」という笑顔を見せてくれる。だから、ちゃんと変わらない確固たる信念を持った7人を見て涙が出そうになるほど安心するというか、この人たちならついていって大丈夫だという安心感がある。
安心感って、社会人になってからより強く思うんですが、一番ありがたいものです。

WEST.は大人になって出会いなおすとじっくりじわじわ「やっぱいいな…」と思える、心の片隅にしまっておくとなんだかちょっぴり勇気をもらえる、安心感がある、「WEST.がいるからもうちょっと生きてみようかな」って思える、私にとってはお守りや常備薬みたいにどれだけ自分の環境が変わってもゆっくり自分のペースで推していたいアイドルです。

そんな7人が、4/23でデビュー10周年を迎えます。
10周年のその日に朝から情報番組ハシゴするくらいお仕事が途切れないWEST.と、そうやってお仕事をいっぱい掴んでくれるチームWEST.に出会えて、10周年というこの瞬間に立ち会えた私は本当に幸せ者だと断言できます。
これからも、ゆっくり、でも、長く長く。自分のペースで応援し続けて、20周年のWEST.もその先のWEST.も応援したいです。楽しみだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?