授業改革の大切な視点3つはこれ!

激動の1日を終え、何とか気持ちに整理がつき始めた今日この頃。
この1か月間をいかに過ごすかがこれからの学校を左右するのではないかと考えています。

その中でも、やはり新学習指導要領の実施、教科書の変更に対するわたしたちの準備は、一番力を注がなければいけないところ。

今までも授業改革に取り組んできましたが、その成果はどうだったのか。いま一度しっかりと振り返り、準備を進めていきたいです。

(1)わたしの授業、これでいいの?

「アクティブラーニング」という言葉世間に認知され、早数年がたち、教師による一斉授業から、グループ活動や話し合いの活動、プロジェクトでの活動などがたくさん行われるようになりました。

子どもたちは一見アクティブになったように思いますが、その成果は表れているのでしょうか。自分の授業をふり返ってみても、疑問を持たざるを得ません。

グループで話し合っていても、数人で話が進んで話し合いに参加しない子がいたり、意見を言いっぱなしで終わっていたり。全然関係のない話をしていることも。
個人で自由な進度で学習しているときも、答えを写して満足していたり友達とおしゃべりに明け暮れていたり。

自分のクラスでは、恥ずかしながらよく見られる光景です。残念な光景を見るたびに「ちゃんとしなさい」「できなかったら宿題です」などと言ってしまうことも・・・


ただ、教師主導の一斉授業にもう戻ることはありません。グループ活動や話し合いの活動、プロジェクトでの活動を続けていく中で、今まで見ることのできなかった子どもたちのすてきな姿もたくさん見ることができました。


学習者主体の授業をアップデートしたい。アップデートのヒントはどこにあるのか。それを書き残しておきたいと思います。


(2)授業改革の向けて大切なこと3つの原則はこれ!

を参考に考えていきたいと思います。

①アクティブラーニングの目標

文部科学省の用語集のはアクティブラーニングが次のように説明されています。


教員による一方的な講義形式の教育と異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループディスカッション、ディベート、グループワーク等も有効なアクティブラーニングの方法である。


はい、私の中ではこの文章がすべてです。文科省もいいこと言いますよー(笑)
重要なのは・・・

  A アクティブラーニングの目的は、汎用的能力の育成。
  B さまざまな学習は、アクティブラーニングの方法

この2点。

わたしたちは、「方法」に目が行ってしまいがち。目指す学力が目標であって、子どもたちが動くことが目標ではありません。
でも、日々の忙しさの中で方法にばかり目が行く私たち。でも、授業改革の目的を必ず意識して日々の授業をしていきたいものです。

②学びの本来の姿

「自分に興味があることは自ら学び取る」

これが人間本来の学びだと述べています。学習者主体の授業はこの人間本来の学びを取り戻すことにあると思います。

③人間性原理

A 人は誰もが成長したいと思っている
B 人は誰もが他人と良い関係を持ちたいと願っている

この2点を挙げています。人間原理としてこの2つを持っていることは、私の希望です。だって、誰もが願っているなら達成できるはずだから。その達成に向けて、私たちは努力すればいい。

もしも、成長しようとしない姿や友達と関わらない姿を見せても、それは私の問題であって子どもの問題ではないと思えることは重要だと思います。


以上、アクティブラーニングの目的、学びの本来的な姿、人間性原理、この3点の理解ができて具体的な中身へと向かっていくことができるはずです。

長くなったので、具体的な中身は明日にまとめます。
お付き合いいただきありがとうございました。

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