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こどもさんの指しゃぶりについて

指を上の歯の裏側に押し付けチューチューと指を吸う指しゃぶり。これは母乳を吸うための練習として、お母さんのお腹の中にいる頃から見られる習慣です。

哺乳のためにも、何かを「吸う」という習慣が赤ちゃんについていることはとても重要なことです。その延長で、子どもたちは指しゃぶりによって安心やストレスの緩和を感じています。健全な精神発達の一つとして必要な行動とも言われるため、必要以上に早く止めさせなければならないというわけではありません。

指しゃぶりを卒業するタイミングの目安として、ひとまず3歳頃までは様子を見てあげてください。3、4歳頃にお子さんに以下のような点が気になる場合は、保護者の皆様によるお手伝いが必要かもしれません。

  • 「吸いダコ」ができるほどしつこく指しゃぶりを続けている

  • 寝ている間ずっと指しゃぶりをしている

  • 1日の中で長時間続けてしまっている

  • 4歳をすぎても指しゃぶりをよく見かける

指しゃぶりは意外と強い力が発生しています。吸うことにより上がるお口の中の圧力や、あごの力が強いことがその理由です。
こどもさんの4歳以降の長期間の指しゃぶりは、歯やあご、顔の形に影響を及ぼし、早期の矯正治療が必要になることも少なくありません。

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