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トラックマンラケットカウンセリングを受けた話

 個人的に立て込んだ用事が済んだので、健康増進の為にテニスを始めたのが2ヶ月ほど前の話になります。親から使ってないラケット(黒ピュアドライブGT)を借りて、スクールに通い始めました。
 小学生の時にもスクールに通ってたのですがなにしろ下手くそ。それでもコーチの辣腕のおかげで目に見えて上達する実感と共に一つの思いが湧き上がってきました。

 「マイラケット欲しいな」

 今のラケットが合ってるかは二の次で、本格的にやるからには道具は自分で揃えたくなってしまうものです。しかし、私自身ラケットを買った経験がありません。小学生の時は親が買い与えてくれたものを使ってただけです。

 さて、ラケット選びはどうすればいいのだろうか。出だしから路頭に迷いました。安い買い物なら手当たり次第でいいかもしれません。ですがそれなりのラケットを買うには諭吉換算で2.5〜3人は必要です。経済的な影響を考えると失敗は避けたいものです。
 情報収集として、ネットの海に耳を傾けてみたのですが「今時300gは重い」「軽量化路線は終わった」「試打はガットがヘタってて意味がない」「云々云々」と正直よくわからない。
 当のラケットも同じバボラというメーカーのピュアドライブというラケットだとしても「ピュアドライブ(無印)」「ピュアドライブ110」「ピュアドライブTour」「ピュアドライブTeam」「ピュアドライブLight」と重さやラケット面の広さの違いだけでめっちゃシリーズ展開されています。
 メーカーもたくさんあるし、ラインナップも死ぬほどある。膨大な中から簡単な試打だけでは本当に自分に合うかわかりません。はぁ困った困った。

 困った挙句、精神安定を求めて情報氾濫するネットの海に耳だけでなく身を投じました。「テニスラケット 選び方」なんて安易なワードで検索していたところ

ウィンザーラケットショップ公式より引用

 こんな情報を目にしました。
 トラックマンという本来ゴルフ用の打球測定マシーンをテニス用に調整したものを使って、最適なラケット選びを手伝ってくれるらしい。見た瞬間から俄然興味が湧きました。
 ところが「カウンセリングはいつもやってる訳じゃない」「開催日に時間指定の予約が必要」と壁にぶち当たりました。家から一番近い(概念)聖蹟桜ヶ丘店での次の開催は予約がいっぱいどころか、用事が入ってて行けない!それでも、早くカウンセリングを受けてみたい!
 こうなると私の行動力は早いもので、家からかなり遠い(概念)横浜店で2日後に開催することを突き止めました。予約はいっぱいだけど、キャンセル待ちができるとの事でお店に電話をしました。人気企画だし、キャンセルなんて出るのかなと期待と不安が心の二世帯住宅で仲良く嫁姑争いをしていました。
 翌日、朝から配偶者氏とケンカして最低な機嫌のタイミングで携帯が身震いを始めました。きっとLINEを無視した配偶者氏からの電話かと思ってフケてやるつもりでした。一応画面を見ると「横浜市」の番号から着信。慌てて出たところ午後の枠に空きが出たとのことで二つ返事で承諾。
 電話先の店員さん曰く「普段使ってるラケット持参」「試打するので運動しやすい服装」「参加費2000円」「カウンセリング用紙の記入があるので、予約時間の10分前には来店して欲しい」旨を告げられました。予約が入った事が嬉しくて、単純人間なので朝のケンカなんかどうでもよくなって、即座に配偶者氏と仲直りしました。

 カウンセリング当日、店舗に訪れた客の中で一番遠くから来たという謎のプライドを持って横浜へ。
 横浜駅前にはそごう、ルミネやジョイナスはあるけど「スカイビル」なんてどこにあるんだと調べてみたらY-CATのあるビルだそうで、駅近でした。
 お店のレジで受付を済ませて参加費を支払うと事前カウンセリングへ。テニス歴やプレー頻度、普段のプレースタイルなどの質問項目に答える。そして、持参したラケットで肩慣らしを20球程度。その後、トラックマンを起動させて10球程度トスマシーンからのボールを打ち返す。
 トラックマンのデータを見てみる。
「球速」「回転数」「推定飛距離」「ネットからの高さ」「打球角度」などのデータがPCに表示され、その平均値を睨めっこ。
 そこから「重量」「フレーム厚」「フレーム面」が違うラケット(もちろんメーカーもバラバラ)を4本ほど、同じように10球程度試打。打ってみた打球感なども聞かれながら一本ずつ進めていく。
 打った後にデータを見ながら分析をしていく。
私の場合は以下の通り
①「300gのラケットは重い」「かといって270gは軽すぎる」「285gのラケットが最適」
※そんな誤差みたいな重さの違いで変わるなんて思わないでしょうけど、びっくりするぐらい変わる。

②「フレーム面は標準の100平方incより少し広い方が打球が安定している」
※もちろん広い方が"芯"も広いけど、空気抵抗が増えたり、跳ね返り過ぎたりする。

③「空気抵抗的に振りやすい薄いフレームが向いている」

 この分析結果を元に、店員氏オススメの「バボラ・ピュアストライク103」を試打。
 「あれ、打ちやすいぞ」と思わず声に出てしまうほどに打ちやすい、適度に感じる打球感も好み。そう思って再びデータを見てみると、なんと一番成績がいいという結果。個人的な手応えがトラックマンのデータによって裏付けされる格好に。
 その後まとめとして、オススメする理由を聞きながら質疑応答。私はピュアストライク購入を即決しました。
 購入を決めると、グリップサイズ(同じラケットでも持ち手部分の太さが異なるものが3〜4種類展開されてる)を見てもらいながら、ガット選び、ガットの張力を決めてお会計しました。
 ちなみにカウンセリングの参加特典として「ラケット2000円引き」又は「ガットのアップグレード」が選べます。カウンセリングで理想のラケットが見つかってウィンザーで購入すれば、カウンセリング参加費は実質タダという太っ腹企画。(特典はカウンセリングから1ヶ月間有効なので、購入を即決しなくてもOK)
 ちなみに今日はガット張りが混み合っていたので、仕上がり次第、宅配便で送ってもらうことにしました。(別途送料)

 個人的にはが付くほど、大 満 足のトラックマンラケットカウンセリングでした。実際、候補としてチェックをしていた「バボラ・ピュアドライブTeam」が今の自分の状態だと合わない事が判明したのも成果でした。
 カウンセリングを受けてみるまではある程度「歴」があって、ラケットが原因で伸び悩んでいるプレイヤー向けなのかなと思ってました。しかし、私みたいな毎回スクールで打撃フォームを注意されるような人にも親切丁寧でわかりやすいカウンセリングでした。
 どれぐらいよかったかと言うと、次に買い替える時もこのカウンセリングを受けようと思いました(気が早い)。

 ショップ回し者ではないので、トラックマンラケットカウンセリングの詳細はウィンザーラケットショップのホームページを見てください。YouTubeのウィンザーちゃんねるにあるトラックマンについての動画も参考になると思います。

※価格や内容は2022年8月17日現在の情報です。

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