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【政策実現】小規模保育施設で5歳児までの預かりが可能に!

 ニュースです!!



 0~2歳児しか預かれなかった小規模保育施設が、5歳児まで預かれるようになります!!



 (参考)NHK「「小規模保育事業」3歳以上の子どもの受け入れ可能に」


 原則として2歳児までを保育する「小規模保育事業」について、こども家庭庁は3歳になると新たな園に移るのが負担になるとの指摘があることなどから、必要性に応じて3歳以上の子どもの受け入れを認めることを決めました。



 みなさんの中にも、小規模保育施設を利用していたけど、子どもが3歳になるときに転園先を見つけるのに苦労した方もいるのではないでしょうか?通い慣れた保育所を離れて新たな保育所に移るのは、親と子どもにとって大きな負担ですよね。



 小規模保育施設を3歳以降も引き続き利用できるようになれば、多くの親子が助かるはず!これは嬉しいっっ!!


【小規模保育事業は待機児童問題を解決してきた】


 「小規模保育事業」は、僕らの提案で平成27年に国が導入したもの。これにより、マンションの1室のような小さな場所で、0~2歳児を6~19名お預かりできるようになりました。それまでは、「子どもを20人以上預かれないと認可しない」という謎ルールのせいで、小さな保育施設は認可されなかったのです。



 小規模保育事業は、導入当時大問題だった待機児童問題の解消に貢献し、小規模の特性を生かしてきめ細かな保育を提供してきました。



【「3歳の壁」問題】


 フローレンスでも小規模保育施設を運営してきましたが、3歳以上のお子さんを預かれないことによる保護者の方々の悩みをたくさん聞いてきました。



 小規模保育施設の卒園児が直面する再保活で、都市部では預け先が見つからないなんてことがあります。預け先が見つかっても、子どもにとっては新たな環境。慣れるまでに時間がかかったり、ストレスを感じて行き渋ることもあります。



 この「3歳児の壁」、なんとかせねば・・・



 僕らは、小規模保育施設を5歳まで使えるように国への提言を開始。2017年には、国家戦略特区において小規模保育施設でも5歳児までの預かりが認められました(過去記事:https://www.komazaki.net/activity/2019/06/post9532/)。



 そして、今回、ようやく・・・ようやく全国で認められることに!
ブラボーっ!!



【小規模保育施設の安定的運営も可能に】


 小規模保育事業が導入されてから、少子化も相まって、徐々に待機児童問題は解消され、今ではほぼ解消されました。これはとっても良いこと。



 ですが、これに伴い、既存の認可保育所が定員割れで経営が厳しいところが増加。中でも0~2歳児しか預かれない小規模保育施設は非常に厳しく、閉園を余儀なくされるところも増えています。



 5歳児までの保育ができるようになれば、小規模保育施設もこれまでより安定した運営ができます!!
ブラボーっパート2!!



【小規模保育施設が全年齢化するメリットは他にも】


 小規模保育施設って、小規模だからこそ実現できるものが多いんですよね。例えば、少人数の落ち着いた環境での保育。子どもが3歳以上になったからといって、大人数の子どもたちに囲まれることが必ずしも良いわけではありません。子どもたちの交流もありつつ、保育士が子ども一人一人としっかり向き合い、寄り添える環境が必要な子どももいます。その選択肢を、その環境を、小規模保育施設は提供できる。それって子どもだけじゃなくて親にとっても同じで、小規模保育施設ならいろんな課題を抱える親御さんにも寄り添える。こういった大事な機能を持った場所なのです。



【小規模保育という選択肢を】


 小規模保育施設を運営するみなさん、地域の必要性に合わせて導入を進め、「3歳の壁」問題にぶち当たっている親子の課題を解決していきましょう!!



 そして、保護者のみなさん、小規模保育施設を選択肢に入れてみてください。大型の保育園より、一人一人に寄り添える小規模保育施設の方がお子さんに合ってるかもしれませんよ。



 フローレンスは、これからも親子が抱える課題解決のために一生懸命提言していきます!



 みなさん、引き続き応援よろしくお願いしますっ!



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