ごあいさつ
2023年10月に、勤務先の三省堂書店を退職しました。
会社員として働くこと、
書店員として働くことが、嫌になったわけではまったくなく、
むしろ極端にいえば、100歳まで働きたいと思っています。
ただ、いまの働き方ではそれはできないだろう、と思いました。
それには、さまざまな理由があります。
たとえば、身体が動くならわたしは、100歳まで書店員として働きたい。
そう宣言したら、大半の方が「それは無理だ」と答えると思います。
わたしも、無理だろうな、と思いました。
でも、なぜ無理なんだろう?
100歳まで書店員として働くことは、本当に無理なことなんだろうか?
100歳まで書店員であること、
それを選択肢として選べるようにするには、どうしたらいいんだろう?
100歳まで書店員であることを選べる世の中というのは、ひょっとすると、とても健全なのではないだろうか?
そんなふうに考えたとき、遅すぎるかもしれませんが、一度立ちどまってみることを選びました。
お休みの間は、なるべく原稿のご依頼を引き受けるつもりでおります。
大塚に書けそうな場を思いついていただけたら、ぜひご相談ください。
こちらの文末にも個人のアドレスを記しておきます。
下記が現在の連載一覧です。
退職が決まってからは、お休みをいただいておりましたが、
エッセイの連載は12月より毎月更新の予定です。
毎日新聞文芸時評の任期は、いまのところ来年3月までです。
・毎日新聞文芸時評
・あさひてらす「何を読んでも何かを思い出す」
・港の人HP「まばたきする余白」
ひとまず年が明けるころには、きちんと再就職先をさがす予定でいます。
簡単でないだろうということは、わかっているつもりです。
どこかでご縁があれば、といまは考えています。
どうぞ今後とも、よろしくお願いいたします。
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