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映画『CBGB』(パンクロッカーを輩出した聖地)に見た「ストレングス」力のすごさとは!?

19回目、いつもお読み頂きありがとうございます!

前回の『ザ・ビートルズ:Get Back』を視聴するために入会したディズニー+ですが、立て続けに嬉しい配信が!!

現在のポール・マッカートニーが、ザ・ビートルズやソロ活動のキャリアを振り返るドキュメンタリー・シリーズ『マッカートニー 3,2,1』が配信されていてホクホク😊

宣伝!?ばかりしているようですが、ディズニー+の回し者ではありませんσ(^◇^;)

そんなディズニー+、ログインするとあなたにオススメ!という映画が出てくるのですが、大概は却下するところ、(AIの言いなりにはならね~ぞっていう、意地(^^;))その中に2013年に公開されたという映画、『CBGB』(日本未公開)が気になって、内容も知らずしばらく視聴していると、え!? このソックリさんら、もしかしてラモーンズ? トーキング・ヘッズ? パティ・スミス? デボラ・ハリー? 名だたるパンクロッカー達が出てくるではないですか!? 彼らがまだ何者でもなかった頃、彼らをステージに立たせ育てた立役者、知る人ぞ知るヒリー・クリスタルの物語(実話)だということが分かる。

『CBGB』とは彼の店の名前であり、何の略かというと、カントリー、ブルーグラス、ブルースの頭文字を合わせたもの。このジャンルを演奏するライブハウスにするつもりが、ひょんなことからロックもOKとしたところ、いつしかロッカーが集結する店になり、ニューヨーク・ハードコアシーンの中心地となっていく。

詳しくは、こちらをどうぞ。 

店は2006年に家主との賃貸料の問題を巡って閉店、また氏は惜しくも2007年に75才で他界、1973年から実に33年間の営みは、ひとつの時代を築いた舞台として歴史に名を刻むライブハウスとして伝説になっています。

バンドやってなかったらただのジャンキーかゴロツキか、やんちゃが過ぎる様々なバンドの面々を認め、経営難にも関わらず、彼らの飲み食いの面倒、目にかけたバンドが手に負えないくらいハチャメチャであってもツアー資金を工面するなどなど。。。

「CBGB」の店主はタロットカードで言うなら、まるで「ストレングス(力)」、暴れるライオンを手なずける愛の力を感じずにはいられないキャラクターなのです!!

映画で演じていたのは、ハリポタの我らがスネイプ先生こと、アラン・リックマン。惜しくもこの映画公開から3年後の2016年に亡くなり残念でした。この役ではバンドの面々に負けてない破天荒ぶりと気怠さは見所です!!

さて、この実在するヒリー・クリスタル氏の愛の力、ストレングスぶり、どんな星をお持ちになっているのか、気になりますよね~~~!?

さあ、ここから占いの話になっていきますよ~!!

すごーく単純な見方になりますが、「ストレングス(力)」は、12星座の「獅子座」を象徴するカード、(※獅子座の守護惑星は「太陽」ですので、タロットカードでは「太陽」も獅子座を象徴するカードになります。)ということから、ひょっとしたら獅子座に何か大きな特徴をお持ちかもしれない?!という期待を胸にホロスコープを見てみましょう。

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(※出生時間がわからないのでハウスシステムは不問とします)

いかがでしょう?「獅子座」には「木星」をお持ちでした!!! やはり獅子座的なもの・こと(舞台、演出、エンタメなど)に人生の発展(木星)を見る、と読めるでしょうか。
そしてその「獅子座・木星」は「山羊座・土星」(堅実性・社会的ルール・地固めなど)に150度(インコンジャンクト)。150度は、試練や葛藤のアスペクトとも呼ばれています。ストレングスぶるまいが過ぎて経営面での危機や、店が有名になるにつれ、家主との賃上げの闘い、この場所を歴史的建造物にするための計画があったようですが、家主とのもつれにより断念されたなど、「山羊座・土星」的案件に関してはやはりご苦労があったようです。

「獅子座・木星」とのもう1つのアスペクトは、「牡羊座・天王星」との120度(トライン)。120度は、調和のアスペクトと呼ばれています。牡羊座の天王星は、まだ誰もやったことがないことへの挑戦です。氏がやったこととは、カバー曲ではなく、オリジナル曲のみ演奏を許可するというものでした。当時、オリジナル曲を演奏させてくれるライブハウスはなかったそうで、これによってそれぞれバンドの個性や独創性が開花し、世に飛び出していくバンドを次々と輩出する結果になったと言われています。120度で引き寄せられた牡羊座の天王星(新進気鋭)を獅子座を象徴する「ステージ」に上げることで、「木星」が大きく発展させています。
(※誰のホロスコープ上でも「木星」がいる「星座」、「ハウス」は活用次第で発展する場所と言われます。)

やはり、この「ストレングス(力)」愛の力はただものではないパワーを秘めていました! 牡羊座の天王星って生まれたばかりの濃度が高いエネルギーのイメージ。コントロール不能の溢れるエネルギーをどこにぶつけたらいいのかわからず、ゴロツキになるしかない若者の鬱憤を、一挙に引き受けたストレングスのミューズ、(おっさんだけど(笑))だったのだと感じます。今の時代にも通じる、若者に門戸を!ということになるでしょうか。

世代的なことを表す「冥王星」蟹座(1914~1938年)にあり、第一次世界大戦勃発や、それに加え「天王星・土星との90度(Tスクエア)」世界恐慌など不穏な時代背景、政情の厳しさを物語っています。「冥王星」は破壊再生を表す天体でもあり、このTスクエアは、失敗しても何度も立ち上がるタフな人を表すことも出来ます。1973年以前に持っていた店は騒音で近隣からの苦情で閉店に追い込まれるなどの苦労話もあったそう。映画の冒頭では2度店を潰して3度目の正直というところから始まっています。

氏自身もミュージシャンであり、ジャズの名クラブのマネージャーを務めていたなど、感性を活かした才能は、「天秤座・太陽と金星」の合や、「乙女座・海王星と水星」の合+「山羊座・土星」のトラインで、金星、水星も土星もディグニティ(天体の居心地がよく本領が発揮されやすい)ということにも表れているように思えます。

この映画が公開されたのが2013年10月、この時の星の配置は、氏のホロスコープと比べてみると、再び天王星が牡羊座に戻ってきたタイミングだったのです。天王星回帰は厳密には約83~84年、しかも、氏がこの店を始めた1973年はなんと42才!! 42才は半分の時なので、もう1つの天王星回帰と言われる年齢です。よく言われるのは30才前後と60才前後の土星回帰もありますが、天王星回帰もこのように人生のターニングポイントとなり得る年齢です。

更に、2013年から8年経った2021年年末のタイミングでなぜ映画のネット配信開始されたのでしょうか? 配給会社や権利の都合と言ってしまえばそれまでですが、ちょっと考えてみました。

すると、氏のホロスコープと現在のホロスコープのある共通点を見つけました。それはいずれも土星と天王星が90度(スクエア)になってる点。上にも述べましたが、土星の周期が30年、天王星の周期が84年なので、これらがスクエアになる周期は? 数学得意な方、計算して下さい、そうそうないですよ。(←アバウト過ぎだろ(^^;))因みに前回のスクエアは21年前の1999~2001年でした。

もちろんそれぞれサイン(星座)は違いますが、「土星・天王星90度」は一般的には不況アスペクトと呼ばれています。現在ではコロナの第6波がそれを示しているかもしれません。氏の時代のスクエアは、世界恐慌によるデフレでした。「土星・天王星90度」が生活にもたらす衝撃は国を挙げて対策をすべき事態でもあり、個人の努力のみで解決できるものではなさそうですが、厳しい状況下であっても、新しいことへの挑戦、勇気をもつことを忘れずに、こんな時だからこそ、若い人たち、まだ何者でもない人たちを受け入れ、「ストレングス」愛の力で育てる社会を築くことが大切であると、(←まさしく雇用)氏からのメッセージを感じずにはいられません。

現在では「木星」が救済の「魚座」に入り、その天王星と、サイン間では穏やかな60度になっているのが救いでしょうか。


個人でできることといえば。。。
これから未来を築いていく、ちびっ子姪や甥にお年玉はケチらないようにしないとな~と思ったお正月でした(^^;)
ご挨拶が最後になりましたが、今年もどうぞよろしくお願いします~!

文・イラスト:加藤マカロン

【著者プロフィール】
加藤マカロン

イラストレーター&占い師。公式サイトは、マカロンタロットweb 。カードの基本的な意味などを知りたい方は、『マカロンタロットで学ぶタロット占い』(駒草出版)をご参照ください。SNSは、Twitterアカウント (@katomacalon)、facebook などでも情報発信中。

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