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3回目の活動

2020年度上半期の活動は3回目を終えました。

1,2回目は軽く運動する程度。
物足りない感じが子どもたちにはあったと思いますが、それでいいと考えています。
やってみて思うことは、子どもたちの体力の低下はやはりありました。
見るからに運動量が少ない。動きがぎこちない。
でも、それは今までなかった経験があってのなので、仕方ありません。

活動内容については、日本サッカー協会からのガイドラインと、市の施設使用制限を参考にして決めました。

3回目のこの日、規制が少し緩和されたこともあり、試合形式も取り入れることができました。
もちろん、極力接触を避けるようにし、時間も今までよりも短い時間で行いました。

ちょっと驚いたことがこの日起こったんですよね。
頭で理解するとこういうことが起こるんだろうな、という現象。

フットボール Experienceの子たちは、全くサッカー経験がない子がたくさんいます。そのうちの一人が見せてくれたプレーに驚きました。

活動の最初にコーチ対子どもたちで試合を行ったのですが、その時のことです。
私がボールを持ったら、サッとその子が私を追い抜かし、ゴール前でパスをもらう動きをしたのです。オフ・ザ・ボールの動きってやつですね。

タイミングばっちりで、その子の動きに気が付いた私は慌てました。
動きを無駄にしないために、なんとかパスを出せましたが、おそらくその子が一番欲しいタイミングでパスを出すことができなかったと思います。

サッカー経験がある子もいるのですが、そういった動きは稀で、驚いてしまいました。

技術的なことでボールを上手く扱うことができない子がいます。
わかりやすさであれば、ボールを持った状態で何ができるかが重要視されてしまうかと思いますが、ここでは違います。

要は頭が先か、体が先かの問題で、こうでなければならないとは思いません。
でも、まだまだ見た目でわかりやすいのが求められてしまいます。
この日、彼が見せてくれたボールを持っていないときの判断と動きはなかなか評価されづらいと思います。
だからこそ、そういう動きをしてくれる子も評価したいと思います。

再確認できました。
サッカー経験に関係なく、理解することはできます。
低学年だからといって、ここら辺はできないだろうと、レッテルを張ることに大きな抵抗があります。
それが間違いだと確認ができたのです。

つまりは、大人側の問題ですね。こういう個性を持った子をどんどん伸ばしていきたいと思います。

理解さえすれば、子どもは個性を発揮するのです。

うまく理解してもらうことができず、言葉で丸め込もうとすることが間違いなんですよね。

こういう光景が多く見られるようにしていきたいと思います。

次回が楽しみです。

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