10/17(日)阪神メイン 秋華賞予想

どうも、小松菜です。

秋G1の2戦目は、3歳牝馬三冠最終戦の秋華賞。競馬を始めて最初に馬券を取ったのが桜花賞(本命ソダシ)だったので、個人的にとても楽しみにしていた一戦です。

今週もまずは結論から。
◎ソダシ
〇ファインルージュ
▲スルーセブンシーズ
△アンドヴァナラウト
△ステラリア
☆ミスフィガロ
☆エイシンヒテン

予定買い目

馬連ワイド◎-〇▲2点
三連複二頭軸◎-〇-▲△△☆☆
(三連単一頭軸◎-〇▲△△)

1.10/16(土)阪神芝の馬場状況

開幕2週目ということで、内側は生き生きです。今日も最内~2,3馬身くらいのところを通った馬が良く伸びておりイン有利。
なお、天気予報では10/16の夜から明け方にかけて雨、明け方から曇り、昼過ぎから晴れなっており、稍重~稍重に近い良馬場くらいの馬場になると見ています。大きな影響はないと見ていますが、雨が長引いたり強くなったりすると、重馬場適正も必要になってくるかもしれません。

※個人的な考えですが、重~不良の適性についてはそもそも重~不良で走ったサンプルが無い/少ない馬が多いので、あまり考えても仕方ないかなと思っています。不安ならそもそも馬券の購入自体を見送るべきかと考えているので。血統予想や走法予想などでそのあたりの適性を見切れている人にはチャンスかもしれませんが。

2.展開予想

ここも先に展開予想の結論から。

・隊列はすんなり決まり、序盤はゆったりとしたペースになる
・3角あたりからペースアップしてまくり合いに
・弛みないロングスパートに強い馬を狙いたい

以下考察。

今回展開の大きなカギを握るのは圧倒的一番人気に支持されるソダシ。記事執筆段階で単勝1.9倍に支持されています。

桜花賞のサトノレイナスや、札幌記念のラヴズオンリーユーのような人気を二分する馬がいないので、他有力馬はソダシをいかに負けさせるか、というレース運びをしてくるでしょう。

先行馬としてはソダシを内の馬群に閉じ込めたい。後ろからの馬はソダシが見えるポジションに位置取りして直線で差し切りたい。必然的に他馬の取りうるポジションは決まってくると思います。

~スタート-1コーナーまで~

展開予想図(手書きですみません!)
赤矢印は凡そのテンの速さを示しています

画像1

⑤エイシンヒテンが強く先手を主張して逃げます。これまで逃げて勝ってきた馬ですし、陣営も逃げを公言しています。テンの速さがある馬がほぼ内枠に集まっているので、逃げ馬に②③④⑥がそのまま続いていく形になります。その後から、ある程度前目で競馬をしたい⑨アンドヴァラナウト⑫アカイトリノムスメが続いていき、テンのそこまで早くない外枠の馬が出たなりにポジションを取っていくことになります。

②③④⑥のポジション取りが少しごちゃつくかもしれませんが、スタート直後に上り坂がある阪神2000mというコースの特性上、テンのラップはそこまで上がらないと見ています。

~2コーナーから向こう正面まで~

展開予想図

画像2

引き続きエイシンヒテンが引っ張る形。有力馬の⑨アンドヴァラナウト⑫アカイトリノムスメはソダシを見る形でレースを進めます。⑪ユーバーレーベン⑭ファインルージュはテンの速さから図の位置を予想していますが、デムーロ騎手・ルメール騎手の性格上位置取りがまずいと判断したら少しポジションを上げるかもしれません。特にスローで前が残ると判断した場合は向こう正面あたりで動きがありそうです。

~3コーナーから~

展開予想図

画像3

ここが展開上大きなターニングポイントになります。阪神内回りは直線が短く4角時点である程度前にいる必要があるため、先行馬はペースアップ、中団以降の馬は外からまくりを入れていく形。残り800m地点から徐々に動き始め、ゴールまで緩まないラップになることが想定されます。

札幌記念同様、④ソダシが3角から一気に仕掛けていくことになりそうで、他馬もそれに合わせて動いていきます。

⑤エイシンヒテン④ソダシの2頭で、④ソダシは直線で確実に抜け出してくるため、①②はインベタで進んでいっても直線は詰まらないはずで、イン突きを選択しそう。

⑪ユーバーレーベン⑭ファインルージュは早々に外を回していく形。

難しいのは⑨アンドヴァラナウト⑫アカイトリノムスメの動きで、外に持ち出す動きが⑪⑭より遅れると蓋をされる形になります。かといってインを突きに行くのは前に①②③⑥あたりが壁になりそうで、ここはペースと他馬の仕掛けによって変わってくるかな?と思います。ただ、福永騎手・戸崎騎手ともに詰まりそうなイン突きをギャンブルで選択するタイプではないと思っているので、⑪⑭に蓋をされる前に外を回していくことになるかなと。

~4コーナーから直線コース~

展開予想図

画像4

直線を向いたときのポジション取り想定は図の通り。

前目の馬はソダシについていく脚が残っているかどうか。

後ろからの馬は、ソダシを差し切れる位置付けれているかがポイントになります。

以上の展開予想を踏まえ狙いたい馬としては

①4Fのロングスパート戦に対応出来る馬(共通)
②コーナーリング性能が高く内枠をロスなく立ち回れる馬(先行馬)
③短い直線で切れる足を使える馬(差し馬)

以上を備えた馬になります。

3.予想印

◎ソダシ

圧倒的本命。オークス終わった時点で秋華賞本命は決めていましたが、札幌記念でも横綱相撲でラヴズオンリーユー相手に勝利。お陰で2000mに対する距離不安もある程度解消され、圧倒的一番人気に。

圧巻だったのは前走の札幌記念で、先行馬ながら「先行馬が全部潰れる」上がり4Fのペースを作って快勝。展開予想で上げた①②の特徴を兼ね備えており迷いなく本命へ。

タフな上がり4Fラップへの適性がとにかく高く、桜花賞でも11秒台が持続するロングスパートラップで押し切っています。

オークスの2400mは距離の壁(吉田隼人機種のインタビュー https://news.sp.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=49861 参照。展開面も言われているがやはり距離だったとコメントしています)、札幌記念では平坦の2000mで快勝。今回は急坂2回の阪神2000であることは不安要素ですが、前半が緩くなると想定される今回の展開であれば問題ないと思っています。

〇ファインルージュ

前走紫苑Sでは後半4Fで11秒台を刻み続けるロングスパートラップで中団からまくって上がっていき、直線では切れ味鋭い末脚を見せた。展開予想で上げた①③の特徴を備えています。

この馬もソダシ同様距離の壁がある馬で、2400のオークスでは着外に沈みましたが、前走紫苑Sでは2000をクリア。急坂2回の小回りと阪神2000に特徴の近い中山での結果で、今回のレースに直結すると考えています。

鞍上が福永騎手から乗り替わりになってしまいましたが、ルメール騎手が手配できたのは心強く、ここは対抗として申し分ない一頭です。

▲スルーセブンシーズ

前走紫苑Sでは小回りコースの最内枠でコーナリングよく立ち回り2着。直線で追い出し後一度詰まった上でもう一度伸びており、短い直線で切れるタイプ。①②に該当。

前走では直線で詰まり、オークスでは伸びない内側に閉じ込められ、と大舞台でまだ本来の末脚を発揮できていない馬ですので、秋華賞の舞台でも一発が期待出来ます。

前走の経験から今度こそ詰まらず伸びてくれると予想しての単穴評価。直線では突き抜けるソダシについて行けば前は必ず開くはずなので、大野騎手が腹を括って乗れるかどうかだけだと思います。

△アンドヴァナラウト

ここからは先程の①②③のどれかひとつだけ、という馬になってきます。

前走ローズSでは、追い出してから反応よく抜け出し、展開と馬場に恵まれたエイシンヒテンを捉え切っての1着。切れ味の鋭さから③に該当すると考えています。

ネックなのは①ロングスパート適性で、過去に該当するレースがないため未知数。

福永騎手がデビューから目をかけ育ててきた馬なので何かやってくれそうですが、ここでは連下評価まで。

△ステラリア

③に該当。

オークスでは大外枠に配置されある程度出していく必要があり、持ち味の末脚が生かせなかった形で、参考外としていいと思います。内枠でじっと足を溜めれそうなので、直線で切れ味を見せてくれれば。

同舞台の忘れな草賞で、まさに今回求められる末脚を見せてくれていますので、人気薄ですが一発期待です。

☆エイシンヒテン

今回の展開の鍵を握る一頭。

競りかける逃げ馬はいなそうなので、緩いペースで楽逃げできれば。3角から間違いなくソダシのペースアップに巻き込まれると思いますが、内伸び馬場の恩恵で粘り切れれば。

☆ミスフィガロ

③に該当。

展開と枠の関係上どう足掻いても大外をぶん回されることになりますが、内枠スタートから大外ぶん回しになった紫苑Sでは2着と差のない3着まで伸びており、直線での切れ味は十分です。

人気的にも狙っていきたい一頭。

以上です。

3歳世代の牝馬には特に思い入れが強く、いつもより力を入れた予想になりました。泣いても笑っても最後の牝馬三冠レース。楽しみに見守りましょう。

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