トラウマクリスマス
Merry Christmas
メリークリスマス
聖夜
ジングルベル
12月25日
クリスマスケーキ
…。
クリスマス関連の言葉を見る・聞くだけで、胸の奥で何とも言えないドロドロとした感情が湧き出し、頭の中ではものすごい勢いでベトっとまとわりつくような気分になってしまう。そして吐き気すら覚えます。
要するに、クリスマスが嫌いなのです。
人生で多感な時期、中学から高校時代に思い描いてきた「こうありたいというクリスマス像」が成就するどころか、まったくの暗黒期だったおかげで大層ひねくれた大人が出来上がってしまいました。
ちょっとちょっと、いったい何があったの?そんな衝撃的なことあったの?と言われるのだけど、そんな大層なことはなく、ただ単に「好きな女の子とクリスマスの日にデートして、プレゼントを交換する」という思春期にありがち?な妄想が成就できなかっただけなのです。クリスマスは家で悶々と過ごしておりましたっけ。その頃の自分に会いに行って、背中をさすって慰めてあげたい。
まあそんなこんなの反動が大きすぎて、12月25日が嫌いになってしまったのでした。
今になって楽しめばいいじゃん、これから楽しめばいいじゃん、と思われるかもしれないけど、「思春期のあの時のクリスマス」が楽しめなかったわけなので、それとこれはちがーう!と思ってしまうのです。
なのでサンタクロースが何かの間違いで今の自分の前に現れ、「プレゼントは何がいいんだい?」と聞いて来たら迷わず「高校生の頃に戻って、好きな女の子とデートをしてプレゼント交換をしたい」って言うことにする。
おそらくサンタクロースはげんなりした顔で冷えたケンタッキーフライドチキンを俺の口にねじ込み、そこらのスーパーで買った温いシャンメリーを頭からぶちまけるであろう。そしてさらにクリスマスに対する嫌悪感が増えていくのだ。
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