(6.22)#12 虚像ではなく、はんぶんは別。

 インターネットという世界は精神世界なので、色々とふわふわ漂うイメージがあります。
 時にはスキンヘッドの筋肉隆々なおじさんになったり、魅惑的ないい女になったり。それなりに頑張ればなんにでもなれる、演じれる。
 そういう世界だからこそ心地良い時もありますし、逃れたくもない。
 そんな中で、現実を突きつけられたりするのはどうなんでしょうね?

 夢の中の素敵な出来事でありたい、ならば──自分から現実を出すものではなく。
 現実半分、夢の中半分でありたいならば──相手も現実を半分出してきたところで自滅するのもおかしなはなしで。


 私はそんな電子の世界でも、現実でも。
 変わらず揺蕩って、ふわふわと。
 人の話を聞いて、大切な事を何も言わず。
 ポンと背中を叩いてええ気分にさせたいですね。


 虚構の世界と思えば虚構になり。
 だけども真実はただ一つで、画面の向こうにいる存在は。
 まぎれもなく「どこかにいる」一人の人間なんですよ。
 

 貴方も私も、そうなのですよ。

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