小松台東 オイスタ・ダイアリーズ  (「オイ!スタッフ」による稽古場日記)①

こんにちは。小松台東です。
夏の新作「オイ!」稽古も3週間を終えようとしています。
今回、稽古場には縁あって集まってくれている「オイ!スタッフ」という若者たちがおります。
このコロナ禍で希薄になってしまった演劇においての人々の交流を少しずつ復活させていけたらいい、と始めた企画です。
稽古場や劇場での、劇団員、客演の皆さん、スタッフワーク等のレポートをしていただき、レポートを書いてくれるオイスタにもこれをお読みの皆様にもより小松台東を、知ってもらえたら、と思っております。

第①回めは 倉田奈純(クラタナズミ)さん
奈純さんによる「オイオーイ!日記」です。

オイスタ 倉田奈純さん      
(背後に映っているコンビニ袋やパック飲料は、片付け忘れではなく、【小道具】です。)

オイオーイ!日記 DAY1「顔合わせ」


燦々と降り注ぐ太陽が眩しい月曜の昼下がり。
じんわりと肌を濡らしながら稽古場に向かう。
ドキドキと高鳴る鼓動は、小走りのせいか、緊張のせいか。
向かう先は、そう 小松台東さんの夏公演「オイ!」の顔合わせ。

その名の通り、これから一緒にお芝居を創っていく俳優さん、スタッフさん方 がそれぞれ顔を合わせるというスタートの日。 (厳密にいうと顔合わせ前にチラシ用の写真を撮っているので俳優さん同士は すでに顔を合わせている。)

私は今回お手伝いとして参加させて頂くので、初めましての方がたくさんの稽 古場。いつだって初めましてはドキドキが共なる。

ちなみに今回のお手伝いとしての役割は、
「主に稽古場の様子をお届けしたり、公演当日の受付や会場案内」である。稽古場の様子をお届け、 そう、つまりは稽古場を覗かせて頂ける!
ということなのだ!!
ぜ・い・た・く!!!!!
ということで早速本題に入るとしよう!

緊張感を抑えながら稽古場に着くと、劇団員の瓜生さん、今村さん、小園さん が笑顔でお迎えしてくださる。(ッホ。)
案内してもらったテーブルにはクリアファイルにとじられた台本とスケジュー ル用紙などが何枚か。

「だ、台本!!」
ホッとしたのも束の間、再びなる高鳴る鼓動。ドキドキを抑えながら、初めましてのみなさの所へご挨拶周りをしているとあ っという間に稽古開始時間になる。

まず脚本/演出家で劇団の代表である松本さんからのご挨拶、 俳優さんスタッフの皆さんのご挨拶、 今後についての諸々連絡事項の伝達が行われる。
(色々と馴染む前のこの最初の空気感、緊張感もまた堪らない。) それが終わるとすぐに脚本演出家の松本さんが台本を読む【本読み】と言う時間に。
まずここが最初の驚きであった!!!
今までわたしが関わってきた舞台稽古の中で 「脚本演出家の方が最初に読む」 ということがなかったからだ。 (全編、宮崎弁での会話ということもあるのかもしれない。)
知恵熱が出るからとおでこに冷えピタを貼り、芝居に色をつけず淡々と読む松本さん。
想像力を自分の中で膨らませながら物語を追うわたし。
まるで小説を読んでいるかのような感覚といえばいいのだろうか。

松本さんの台本読みが終わると小休憩が入り、次はキャストさんたちでの読み合わせが始まる。
当たり前なのだが、それぞれの声質や音量、リズムが入ることで作品に色が出る。最初とはまた全然違う物語のようで、想像がさらに広がる。
(すごいなぁ、面白いなぁ、ここってどういう風景なんだろう、この言葉を言 う気持ちってどんなんだろう〜)
と考えているとあっという間に読み合わせは終了。

そして次の稽古に向けてそれぞれの課題が渡され、流れるように初日の稽古は 終わっていった。
ぉぉおおおお、初日から何と濃厚な、
ここから暑い夏が始まる!!!!予感!!!!

続く


と。
稽古場初日(7/3)の様子をリポートいただきました。
客観的に見たひとの書いたものを読むと、なるほど、、意外に、、しっかりした劇団なんじゃない? と思ってしまいますね。
いえいえ、まだまだでございます。
まだまだ精進いたします。

倉田さんありがとうございましたー
引き続き、またレポートしてください。
             小松台東


写真を撮る時だけマスクを外していますが、
稽古場では皆んなまだマスクです。


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小松台東2023年新作   「オイ!」
8/3(木)~8/13(日)    下北沢ザ•スズナリ

【作演出】松本哲也
【出演】 小椋毅(モダンスイマーズ) 尾方宣久(MONO)
     吉田久美(演劇集団 円)   竹原千恵
     瓜生和成  今村裕次郎  小園茉奈  松本哲也
【CP/音楽】佐藤こうじ

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