ライトグリーンのあしあと


前書き


どうも、夏バテに負けない体が欲しいハイテンコーギーです。
かなりもったいぶったタイトルをつけてしまいましたが、つまるところ推し大学の総括(4~7月)をしようという目的の記事です。

前半はハイテンコーギー的5大ニュース(というかほとんどのファンの皆さんと見解が一致しそうですがw)とともに大東大の7月までの戦いぶりを振り返り、後半は夏合宿後に注目したい選手を3人ピックアップしていきたいと思います。

ライトグリーン5大ニュース

①新エース爆誕、その名は西川千青

留学生のピーター・ワンジル選手(3年・仙台育英)、日本人エースの久保田徹選手(4年・聖望学園)に匹敵、もしくはそれ以上の力を持つ心強い選手が現れました。

その名は西川千青(3年・九州国際大附)。今季ノリにノッている選手です。
箱根駅伝には10区にエントリーされ当日変更という憂き目にあったものの、3月に行われた学生ハーフではチーム3番手の1時間3分37秒と好走。トラックシーズン今季初戦となった4月の関東私学七大学対校では優勝したジョセフ・ムイガイ選手(平成国際大)に次ぐ2位(8'05"75)と好結果を収めます。

関東インカレ(1部)では5000mに出場すると、最後の最後まで入賞が可能な位置でレースを展開。惜しくも入賞は逃したものの、14’03"77の9位と大健闘!
6月の全日本大学駅伝関東選考会(以下全日本選考会)では3組に出場すると自らレースを動かす場面も見せ、29'50"18の組5着で大東大の本戦出場に貢献しました。

極めつけは関東学生網走夏季記録挑戦競技会(以下網走夏季競技会)。10000m3組目に出走すると國學院大の山本歩夢選手・青木瑠郁選手、東洋大の小林亮太選手らと競り合います。山本選手には振り切られたものの2位でゴールしました。そのタイム28’25“33は秋山羊一郎さん(2002年卒業。HONDAではニューイヤー駅伝において旧4区で区間賞区間新樹立)が保持していた28’25”78を僅かながら更新するもので実に23年ぶりの快挙となりました!
三大駅伝への出走経験はありませんが、夏を乗り越えてどのような走りを見せてくれるのか楽しみでなりません。

②窮地救った副将、ライトグリーンが誇るサンショー男

西川選手の項でも少し触れましたが、ライトグリーン(長距離ブロックのみならず短距離ブロックも含めたチーム大東)にとっての関東インカレは苦しいものでした。1部に出場した16校のなかで唯一3日目まで得点0、最終日を前にして2部落ちが限りなく現実的になりました。最終日の結果次第では巻き返しのチャンスは残されていたものの、他校の戦力も充実しており劣勢には変わりありませんでした。

そんな危機的状況の中で奮闘したのが今季の副将でもある佐竹勇樹選手(4年・比叡山)です。昨年は3000mSC(2部)で優勝し、日本選手権でも決勝の舞台に立った実力者です。この時点で無得点だったため、佐竹選手には上位入賞、さらには表彰台を見据えた活躍が期待されていました。
結果は惜しくも表彰台を逃したものの堂々の4位入賞(5点獲得!) 佐竹選手の活躍が口火となったのかその後400mH(5点)、マイル(3点)で得点し、16校中13位という結果で見事1部残留を決めました。因みに佐竹選手は翌月の全日本選考会でも1組目に出走し30'05"78の組2着と快走しています。どこまでも頼れる副将に駅伝シーズンはより期待大です。

③充実の3年生、チームの中核に

西川選手の快走が印象に残っている方も多いと思いますが、今季は大東の3年生がとにかく充実しています。まず箱根駅伝で9区を経験した大谷章紘選手(水城)は全日本選考会で4組25位(29’20“32)と他校のエース格と遜色ない走りを見せてくれました。同じく小田恭平選手(水戸葵陵)も2組に出走し29位(30’38”30)とやや苦しみましたが、7月の網走夏季競技会では1組2位(28’50”81)と28分台の自己ベスト更新を果たしました。西代雄豪選手(桶川)は今季5000m・10000mともに自己ベストを更新(14’09”00・29’14”27)。特に10000mは関東夏季競技会で他校の実力者の中で揉まれながら出したもの。高校時代の5000mベスト15’46”16からの大躍進は今後も続きます。その他10000m29分台を持つ中澤優希選手(仙台育英)、今季5000mの自己ベストを更新(14’15”87)した佐々木真人選手(大東大一)など人材が揃っています。

④新星は陸奥から、その名は棟方一楽

高校時代の5000mベスト14’45”64からここまでの急成長を誰が予想できたでしょうか? 頼もしいルーキーの名は棟方一楽(弘前実業)。今季は5月に5000mの自己ベストを14’25”30に大幅更新。これだけでも十分にすごいのですが、7月には初の10000mで29’09”58と三大駅伝を経験した上級生にも劣らないタイムを叩き出し一躍チームの主力へと名乗りを上げました。因みに名前の読み方は「いちらく」でも「いちら」でもなく「かずら」なのでこの機会に名前だけでも覚えて駅伝シーズンを迎えてください笑 そんな棟方選手が大学4年間で達成したいことは「ジョセフ・ムイガイ選手に勝つ(青森山田高出身で県大会から競い合ってきた)」ことと非常に力強い!(大学駅伝2023年夏号より)

⑤コマさん、差し入れたってよ

これはニュースというか半分自己満ですが書かせてください笑 なんと全日本選考会を観戦したついでに長距離ブロックに差し入れしました。こういった形で応援しているチームに差し入れをするのは緊張しかなかったのですが、大学OBの方にご協力頂き無事に差し入れることができました。対応してくださったOBの方、真名子監督には改めてこの場で御礼申し上げます。一回限りでなく今後も機会があれば差し入れしようと思います(箱根予選会あたりで)

なおSNSでもご紹介いただいたのでついでに↓


夏合宿後に期待できる選手

①小田恭平選手(3年・水戸葵陵高出身)

一人目は小田選手です。今季前半の活躍は先に示した通りです。持ちタイムはレギュラーメンバーと遜色ないレベルになってきましたが、大舞台ではまだ持っている力を存分に発揮できていない印象を受けます。自身初の関東インカレでは10000mに出場したものの、30位(30’12”78)という結果に。先述の全日本選考会でも昨年よりは前進しましたが、「あれが目一杯ではない」と上積みが期待できる結果でした。タイムは出せているのでプレッシャーのかかるレースで今後実力を存分に発揮できるか期待したいところです。真名子監督が「誰よりも練習をやる」と評価するように、日々の練習を非常に熱心にこなしている印象を受けるので夏以降に開花したいところです。

②高草木架月選手(1年・樹徳高出身)

二人目は高草木選手です。今季は早稲田大学競技会で3000mに出場し8′12“75をマーク。スピード型の印象がある選手ですが、高校3年生の時には都道府県駅伝で1区に出走(20’41で区間30位)と駅伝で大舞台も経験済みです。5月の日体大記録会では5000mのベストを14'24“78に更新。レースを多くこなしているわけではないものの、数少ないチャンスをモノにし、上級生を前に果敢にトライしている印象を受けます。好調ぶりを維持し、脚を作って試練の夏を乗り越えればチームにとって非常に貴重な戦力になるでしょう。

③半澤彰基選手(1年・草津東高出身)

3人目は半澤選手です。大学入学後はまだレース出走がないものの、その秘めたるポテンシャルに注目せずにはいられません。高校時代は1500m・5000mで近畿インターハイに進出。インターハイには駒を進められませんでしたが、1500mの予選で3’47”90の自己ベストを打ち出しており、チームの中でも優れたスピードの持ち主です。まずは14’27”69の5000m自己ベストを更新したいところ。スピードの下地を伸ばしつつ、距離にも対応できるようになって欲しいと期待せずにいられない選手です。


とまあこんな感じで今後のライトグリーンに期待していきます。
ではまた。


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