見出し画像

【五十幡亮汰】日本ハム:五十幡がプロ4年目で日本代表初選出!

北海道日本ハムファイターズの五十幡亮汰外野手が、プロ入り4年目にしてついに日本代表に選ばれた。今回の代表チームにはWBCやオリンピックなど主要国際大会への経験がない10人が初選出され、五十幡もその一員として注目を集めている。

他の初選出選手には、阪神の才木浩人投手、日本ハムの北山亘基投手、楽天の藤平尚真投手、鈴木翔天投手、辰己涼介外野手、ロッテの鈴木昭汰投手、佐藤都志也捕手、巨人の吉川尚輝内野手、DeNAの佐野恵太外野手である。

五十幡は「サニブラウンに勝った男」と呼ばれるが、この理由は、2013年に開催された全日本中学校陸上競技選手権大会に遡る。この大会で、五十幡は100mと200mの両種目で優勝し、当時出場していたサニブラウン・アブデル・ハキーム選手を抑えての快挙を成し遂げた。

その後サニブラウンは100メートルで9秒96を記録し、日本歴代2位に名を連ねるが、中学時代に彼を制した五十幡の俊足は、野球界に進んだ現在でも「異次元のスピード」として知られている。

中学卒業後、五十幡は陸上から野球へと専念する道を選び、佐野日大高を経て中央大学へ進学した。大学最終学年ではそのスピードに加え、打撃力も向上し、プロのスカウト陣から注目を集めた。日本ハムからのドラフト2位指名を受けた五十幡は、プロの舞台に挑むこととなった。

プロのキャリアが始まってからも、五十幡は自慢の俊足を生かし、ファンやメディアの注目を集め続けた。しかし、太ももの張りで途中から二軍での調整を余儀なくされるなど、1年目は苦しいスタートとなった。

それでも諦めず努力を重ね、二軍で公式戦に出場するなかで打率や出塁率を安定させ、自身の強みである走力を駆使して出塁機会を増やし続けた。

今回の代表選出は、プロ野球界でも特に「代走の切り札」としての走力が重視されている流れを反映している。近年ではソフトバンクの周東佑京選手やロッテの和田康士朗選手など、走力を活かしてチームに貢献する選手が増えており、日本ハムにおいても得点力不足が課題となるなかで、五十幡の足の速さが大きな役割を果たすと期待されている。

いいなと思ったら応援しよう!