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ガリョキンproで考えたこと①

こんにちは。
マンガ家の染谷ユウです。

ヤングガンガンで『罪と快』を連載して
コミックスを6巻まで
出版させていただきました。

今回はジャンプのマンガ賞の
ガリョキンproで賞に入るために
どうしたら良いかアレコレ考えたことを
これからマンガ賞に出したい
人たちのために残しておきたいと
思いました。

ちなみに私のこの賞の結果は
出さずに終わりました…。

今これを読んでる人の
ブラウザバックする姿が
目に思い浮かびましたが、
ちょっと待ってください。

これまで連載する前に
出したマンガ賞が二つあり
両方とも佳作に入りました。
(必死感)

今まで賞にも入らない、
担当もつかないという
マンガ家さんのために
賞に入るためにこういうのを
意識してみるのはどうかと
私なりの方法を書き綴るので
参考になれば幸いです。

私が意識したことは
大きくわけて……

①応募要項を熟読する
②描く前にリサーチする
③何を伝えたいかを意識する
④キャラクターを理解する
⑤コマ割り、構図を工夫する
⑥表紙は作品の顔である

今回は初歩的なことだけど
とても大切な
①『応募要項を熟読する』
についてです。

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①応募要項を熟読する


とても当たり前に
聞こえますが、
自分が応募する時に
ミスりがちだったのが
この基本的なルール
だったこともありました。
(主に原稿サイズ)

応募ページには大事なことが
小さく書いてあるので
隅から隅まで目を通して
締切当日に慌てないように
しっかり把握しておくように
しました。

ガリョキンproの決まりなら

・キャラデザイン
・コマ割り
・演出
はアレンジOK

・扉絵は必須
・扉絵を含めて5ページ
・ページ数は規定通り

・セリフは変更しない

・キャラの見た目は
全てお任せ
・コマ割り、アングルも
変わってもいいし、
そのままでもOK

ネームに関してだけでも
自由な所とルールが
あるところがあるので
私は新たに紙に書いて
箇条書きにまとめておきました。

自分で箇条書きにまとめて
改めてルールを見ると、

セリフとページ数以外は
『あなたの実力を見せてください』
という感じを受けたので
作画だけではなく
キャラデザや演出で
いかに他と差別化することが
できるかを見られてると
思いました。(怖い…)

あと大切な締切日は
デカデカと紙に書いて壁に貼り
いつでも見れるようにしました。

連載してる時からカレンダーに
締切日かいていつでも見れるように
してました。

そして
”ネームには◯日かかる、
下書きには◯日かかる…”
と逆算して進行計画を立てました。
(連載中はこれで一度も落とさずに
ギリギリやってこれました)

デジタル原稿、アナログ原稿
ともに原稿サイズやデータにも
間違いないようにしておきます。

過去の私のように断ち切りとか…。

Twitterで投稿する場合も
ガリョキンのみだったり
アカウントフォローしておくとか
見開き2Pを1枚で投稿するのと
ノンブル記載して…など
大切なことが書いてあるので
忘れないようにメモします。

何度も応募ページ
見返すのが大変なので
私は全て紙にまとめて
いつでも見れるように
壁に貼り、確認できるように
しておきました。

(最後にいつも慌てるので…。)

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どんなにマンガの内容を
頑張っても
締切日を間違えてたり
データ形式間違えたり
応募の決まりを
勘違いしてたりすると
せっかくの作品が
読まれずに外される
可能性があるので
応募要項やルールは
熟読するのは大切だと思いました。

これから自分の担当さんに
なる人が読んでくれると
思ったらちゃんとルールを
守れる人だとアピールするのも
大切なので…。
(今回私はだせなかったけど…)

マンガ家のお仕事は
マンガを描くだけじゃなくて
締切を守るのも仕事の
うちなので…。
(耳が痛い)

今回はここまでに。
次回は『描く前にリサーチする』です。

ではまた^^


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