センスがある人になりたかった
自分は昔から何をするにもダメダメだった。
特に美的センスがなかった。絵は棒人間しか描けないし、ファッションセンスなんて皆無すぎてよく友達に馬鹿にされていた。歌も何を歌っても80点台に乗れば万々歳といったレベルだ。
特にセンスがなかったエピソードは幼稚園時代のものだ。公園に落ちている葉っぱや木の実、花を装飾して、紙のお面を作る機会があった。みんなはどんぐりを目に、木の棒を口に、葉っぱを髪の毛に見立てて紙のお面を作っていた。しかし、僕は落ちている枯れ葉や砂を適当にテープでくっつけるというセンスの欠片も感じない作品を作っていた。何かを作り出すことに対して、何も考えず手だけを動かしていたのだろうか。
最近でもやはり、センスがある人に憧れる。センスがある人はその人自身に価値がある感じがして、他の人と比べて輝いてみえる。
センスは先天的なものなのか、後天的なものなのか、僕はわからない。でも、センスがある人の真似をすれば、センスが良くなるのではと思うことがあるので、後天的なのかもしれない。センスを磨くためにまずは大喜利から始めましょうかね。
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