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四枚落ち下手は、こんなにたいへんなものでしょうか。

 神戸ファッション美術館で、山下清展が開催中です。お近くの方は、ぜひご覧になってください。山下清先生は、将棋もお好きだったそうで、将棋の駒も展示してありました。

 将棋教室では、四枚落ち下手を教えてもらいました。1局目は、左側の端を攻めていないから、上手の金が釘付けにできてなくて、失敗とのことで、負けました。その反省を活かして、2局目です。


手合割:四枚落ち
初手からの指し手
△3二金▲7六歩△6二銀▲2六歩
△5四歩▲2五歩
*第1図


 角道開けたあとは、飛車先を突きます。

第1図からの指し手

△5三銀▲2四歩
△同 歩▲同 飛△2三歩▲2八飛
*第2図

 飛車は歩交換のあと、下まで下がっておきます。

第2図からの指し手

△5二玉▲9六歩△7二金▲9五歩
△8二金
*第3図

 次は、左側の端を突いて、上手の金を釘付けにしておきます。ここ重要です。

第3図からの指し手

▲1六歩△2二金▲1五歩
△6四銀▲3八銀△5五歩
*第4図

 上手が攻めてきてるみたいですが、ここでも囲わないで我慢です。

第4図からの指し手

▲2七銀
△3二銀▲2六銀△4四歩▲2五銀
*第5図

 棒銀で攻めて行きます。

△4三玉▲3六歩△3四歩▲3八飛
△3三桂▲1六銀△2四歩▲6八銀
*第6図


 棒銀は、失敗したようです。この辺をKENTOさんに教えて欲しかったのですが、終始勝勢ということで、とくにコメントないようです。KENTOさんも駒落ちには、冷たいです。

第6図からの指し手

△2三銀▲7七銀△6五銀▲3五歩
△5六歩▲5八金右△5七歩成▲同 金
△5六歩▲5八金引
*第7図

 この辺では、下手怪しくなってきてる気がするのですが、分かりません。

第7図からの指し手

△4五桂▲6八金上
△3五歩▲同 飛△3四銀▲3八飛
△3三金▲9七角△5七歩成▲同金左
△同桂成▲同 金△5三歩
*第8図


 ☖5六歩とされるかなと思いましたが、馬作られる方が厳しいという判断でしょうね。

第8図からの指し手

▲6六歩
△5四銀▲2二歩
*第9図

 歩を垂らすくらいしか、見えなかったのです。

第9図からの指し手

△6四歩▲2一歩成
△7二金▲2二と△6三金▲3二歩
*第10図

 やりすぎかなと思いましたが、また、歩を垂らしました。

△4五銀右▲5五桂△5四玉▲6三桂成
△同 玉▲6五歩△同 歩▲3一歩成
△8五桂▲8六角△7七桂成▲同 桂
△6四銀▲3二と寄
*第11図

 じっと、と金寄るだけです。

第11図からの指し手
△4三金▲4一と寄
△5六金▲5八金△3六歩▲4二と寄
△5四金▲5一と寄△7四歩▲9四歩
△同 歩▲9二歩
*第12図

 また、歩を垂らしました。反対側からも攻めたらいいかなと思ったのです。

第12図からの指し手

△6六歩▲6八歩
△3五銀▲9一歩成△7三桂▲9二と
△3七歩成▲同 桂△3六銀右▲5二と寄
△5五金上▲4六桂△同 銀▲同 歩
△5四玉▲4二銀
*第13図

 ここから、☗4三銀成☖同銀☗同角成の、詰めろなんですが、だめなんだろうなと思って指してました。

第13図からの指し手

△7五歩▲同 角
*第14図

 先生によると、☗7五同角が、最善なのだそうです。この辺では、下手に間違ってくれることを期待していたそうです。

第14図からの指し手

△同 銀▲5三銀成△6四玉▲7五歩
*第15図


 一応、☗7四金の詰めろですけど、これもダメだろうな思ってました。

第15図からの指し手

△5四金▲5七歩△6七桂
*第16図

 王手ですから、なにかしないといけません。結構迷いました。

▲同 歩
△同歩成▲5六歩△5八と▲同 飛
*第17図


 記録はここまでです。詰めろで迫っているのに、ずっと解消されて、詰みがあったかもしれませんが、私では見えず、良いはずなのに、ずっと苦しかったです。四枚落ち下手を勝ち切るのは、こんなに大変なのかと思い知らされました。

 ここから、上手だったら、自分ならどうするかなと考えてみたのですが、うまい手立てがみつかりませんでしたが、本譜は、まだ続きます。

 対局後は、お茶を飲みました。炭酸水買ってきて飲んでたら、少年に、僕もジュース飲みたいなと言われました。

 
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#駒に恋をして