2019.11.11 ADC賞受賞「続々 三澤 遥」展 受賞者・制作スタッフトーク

思ったこと
三澤遥は自分の言葉を話す時ははっきり話す

・三澤遥:nendoに3年いた、TAKTの吉泉はnendoの先輩
・本山真帆:三澤遥の相棒
・武井祥平:nomena エンジニア
・中村勇吾

自己紹介

三澤遥
虫展
何かに置き換えて虫を見てみる
矢印をブレずにシームレスに

動く虫
ゾワゾワ動く感じ
大きさとかで地面に近いとより動く

銀座松屋でやってる展示は穴あけパンチでできた丸い紙が登場
無意味なものをいかに観察の対象にするか
もしかすると、の可能性を話し合って挑戦した

武井祥平
VRは脳を騙す
大学で心理学を専攻
空間デザインの会社で営業
nomenaはエンジニアリングによって新しい表現を目指している

コンピュータ内と同じ立体形状を実世界でやる作品を東大院でやってた

作品の前に立つと、I AM ⬜︎ INGの⬜︎にその作品に関する文字が当てはまるようになってる
案内サインの役割

産業技術研究所、電気を流すと色が変わるガラスを知ってほしいということで始めたインスタレーション
microcosmアルスに展示した
カーボンファイバー、宇宙で使えるのではないかという誘いがあって共同研究している

TAKTプロジェクトともミラノサローネしてる
visibleなんちゃら、磁性流体、車が走ってるように見えるやつがターニングポイントで、nomenaといえば機械仕掛け

続々展

展示の名前、続々に決めるまで長かった
展覧会は見て終わらない、続きますようにという願いを込めて命名

第二候補は点球
脳みその中にあるイメージを表した
でも中国語でゴールキックという意味なので却下
濾過する考え、濾過考も候補

会場の外にかかっていた看板旗のイメージもよかった
入らず通り過ぎる人も見てくれた

全体を通したテーマ
持ち帰ってもらえる思考
自分たちが実験して雄叫びをあげたような感激を感じてもらいたい

武雄ペーパーショー
動紙
磁石に反応する紙を開発

楽しそうにしてる天然な女の子2人の会話は無敵感があって中村勇吾がたじたじしてた

動紙に必要な量を計算
什器に木の継ぎ目が入ってしまう、どこにあれば美しいか
動紙の仕組み、什器にどうやって隠すか

三澤研は小さなオフィス
会議室で実験してる、毎日片付けないといけない
2人でどう思う?みたいなの言い合いながらやってる

すみだ水族館の人にどういう風に洗うと水が汚くならないか、どう空気を入れたりとかを聞いた

水槽の形とか、ライトスタッフ正しいスタッフにどうたどり着くのか?
信頼している人からの紹介が多い
水槽は、肺活量の大きいガラス職人、多摩美のガラス研の先生に頼んだ

磁石を入れて紙をすいた
砂鉄を入れると錆びる、綺麗な発色が出ない
徳島の和紙の職人、泡

濃さによって磁石につく強さが変わる

無駄な道を通って、全然使えない時とこれ使えるかも、を探してる

磁石は下でただの円運動していて、紙の下を通る時に三角が1回逆向きにパタンとする

丸が点で板に接している状態は一つの目標だった、紙でそんな風になることはないから

いろんな動きの中で、動きをよしとする基準は?
エゴにならないように、〇〇っぽいと言い切れないところでやめている
虫の形にも出来たけど、来た人が勝手に想像するように

制作で大事にしていること

やってみたときに発見できることを大事にしている
作りながら発見していく

アイデアがどんどん出てくると言われたけど1人だと限界があった
聞いてくれる人が大事
反応を見ながら、人と自分が面白いと思ってそうなことを言ってみてる

アイデアが生まれた時、同時に今までのアイデアを殺さないといけないことがある
本山さんが徹夜で作ってくれてるものを殺すことになるので彼女が納得してくれないといけない
新しい方をめっちゃよくない?とプレゼンする

メモせずに、何年かに1回思い浮かぶものは自分で結構面白いと思ってる
自分の審査に何回も通ってる

勘所がけっこうわかる

何百回も作ってると、すごいのが動きがすごいのかわからなくなってくるけど、紙本来のたたずまいがすごいものに集中していった

現象を追及すると本質が浮かび上がると思ってたけど、辞書は違った

告知動画、イメージは淡々としていたかった
感じ取ってもらいたいけど感動はしてほしくない
広島の黒田くんと作曲家と3人でチャットしまくって、最後は会って編集してもらった

質問コーナー

上野プラネット
Googleマップで見たときに上野動物園だけが緑で、他はグレーのビル群だった
緑を感じてほしくて作った
動物ではなく植物メインにした

なんでこんな色にしたんですか?
初めからビビッドにするつもりはなかった
三澤研1人だったので、藝大の絵の上手い子3人をスカウトして絵を描いた

じーっと見たくなるビジュアルにしたかった

苦労を苦労と思わないマン
本山さんも三澤さんの一部として楽しそうにやってる
話している雰囲気から、2人はいいコンビと思えた

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