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奈良国立博物館・わくわくびじゅつギャラリー「はっけん!ほとけさまのかたち」~展覧会#17~


オレたち「ざんまいず」!

奈良博の公式キャラクター「ざんまいず」のナビゲートで、ほとけさまの「かたち」を楽しく学ぶのが、この展覧会です。ほとけさまに込められた祈りや意味についても、わかりやすく紹介してくれます。

如来・菩薩・明王・天

この展覧会は、西新館で開催されている「中将姫と當麻曼荼羅ー祈りが紡ぐ物語ー」展に合わせて、東新館で開かれています。
仏様の分類なら知ってるし・・・、まあ、軽くのぞいてから本命の展示を見よう、と甘く考えていましたが、正直とても面白かったですね。
展示室には、「如来・菩薩・明王・天」の順に、31点の仏像や仏画がありました。そのうち約半分の16点が重要文化財、国宝の薬師如来立像(元興寺)もありました。これだけでも、「さすが奈良博」と言えますね。

Q クイズではっけん! ほとけさまのハテナ?

楽しかったのは、展示された作品を観察しながら、クイズを解く「ワークシート」。会場の入口でもらえます。

それでは、Q1からQ8まで、みなさん解いてみてください!

実物のほとけさまを見ていないとわからないものもありますが、正解は次のとおりです。いかがでしたか?

Q1. 4  Q2. 2  Q3. 1  Q4. 3
Q5. 2  Q6. 4  Q7. 1  Q8. 3

ほとけさまに服を着せよう!

展示品の中に、裸形の阿弥陀如来立像(鎌倉時代 奈良国立博物館蔵)がありました。

裸形で蓮華台に直立し、腹部のおへその部分に輪宝、股間に蓮華形を付けています。もちろんこのまま安置するのではなく、布製の衣服を着せてお祀りしていました。
このほとけさまのレプリカに服を着せるというワークショップがあって、親子連れの人たちが大勢参加しています。

奈良国立博物館には「ならはく教育普及室」というものがあり、仏教美術の魅力をひろめるために、子どもから大人まであらゆる人々に開かれた学びの場を作っています。これはとてもいい企画ですね。


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