日本で「ディズニークルーズ」を展開 2028年度に就航予定、首都圏発着の短絡航路が中心に

ジュン

2024年7月9日 16:35

オリエンタルランドは9日開催の取締役会で日本を拠点とするディズニークルーズを展開することを決議したと発表。ディズニー・エンタプライゼズ・インクと、日本を拠点とするクルーズ事業に関するライセンス契約を締結しました。

オリエンタルランドグループは、持続可能な社会への貢献と長期的な成長を目指し、2030年に向けたよりサステナブルな事業構造への転換を進めているといいます。

日本のクルーズ市場の成長予測や、これまでのテーマパーク事業やホテル事業で培った運営ノウハウ、ディズニー社との強固な信頼関係を活かすことで、日本を拠点とするディズニークルーズの展開を決定し、ディズニー社とのライセンス契約の締結となりました。

新たなディズニークルーズについて

ディズニークルーズは1998年にアメリカで就航し、現在5隻が運航中で、さらに3隻が追加される予定です。シンガポールでの就航も計画されています。

ディズニークルーズでは、ディズニーの様々なコンテンツが楽しめ、バラエティに富んだ食事やホスピタリティ豊かなサービス、素晴らしいエンターテイメントが提供されています。料金はオールインクルーシブで、一部の体験や飲食代を除き、客室や食事、プール、レクリエーションなどが含まれています。

今回のライセンス契約により、2025年度から造船を開始し、2028年度の就航を目指すといいます。当該事業による総投資額は約3,300億円を見込んでいるとのことです。

プロジェクトの全体概要

事業モデル：クルーズ船の所有・経営・運営
総トン数：約14万トン
総客室数：約 1,250 室
乗客定員：約 4,000 人
乗組員数：約 1,500 人
船籍：日本(予定)
航路：首都圏の港を発着する短期航路が中心
総投資額：約 3,300 億円(建造費・開業準備費など)
就航時期：2028 年度(予定)