こまえのデザイン.視察日記（Vol.3 LLCまちづくり甲府）
こんにちは！！こまえのデザイン（狛江市 未来戦略室）の中川です。
4月14日(金)に職員5名で山梨県にある「LLCまちづくり甲府」へ視察へ行って来ました。狛江市で今後まちづくり法人を検討するにあたって非常に参考になる取組をされていましたので、今回のnoteでは、その様子をレポートします。
甲府市とは
山梨県甲府市は、山梨県の県庁所在地で甲府盆地のほぼ中央に位置し、面積約212㎢、人口約18万8千人の山梨県最大の都市です。日本遺産である昇仙峡や甲府城といった観光資源があり、ジュエリー産業やワインの産地として知られています。最近ではB-1グランプリでゴールドグランプリを獲得した甲府鳥もつ煮等でも有名なのではないでしょうか。
"LLCまちづくり甲府"に到着
"LLCまちづくり甲府"は甲府商工会議所の中に事務所があります。平成12年に竣工した商工会議所は、建物自体が非常に趣があります。
入り口付近には特産品の紹介や甲府城（別名：舞鶴城）の幻の天守閣の迫力のある模型等工夫されており、それだけで楽しめるようになっていました。
今回は"LLCまちづくり甲府"の長沼リーダーと金井さんにご案内いただきました。
"LLCまちづくり甲府"とは
甲府市のまちなかの価値を高めるための先導役(コーディネーター)となるべく、甲府市中心市街地活性化基本計画に基づき、甲府商工会議所、甲府市、㈱山梨中央銀行、関係商店街協同組合等からの出資により、平成20年6月に設立された合同会社です。
"LLCまちづくり甲府"の取組
甲府市総合戦略(令和2～6年度)では、
・事業所・従業員数の減少に伴う地域産業の縮小
・子育て環境
を市の課題としてあげており、これらの課題に対し、官民両側面を有する法人の強みを活かして次の重点項目に取り組んで「中心市街地のエリアの価値を高める」事業を展開されています。
（1）甲府城周辺の地域活性化契約や公共空間活用によるエリア開発の側面的支援
⇒市や県と連携して舞鶴城公園の広場の利活用実験
（2）空き店舗の解消
⇒甲府に興味を持った企業や起業家の方への空き物件紹介や専門家とのマッチング
（3）中心市街地と子育て世代との交流促進
⇒中心街での第2土曜市やこどもマルシェの開催といった賑わいの創出
等の魅力的な事業を展開されています。
これらの様子は"LLCまちづくり甲府"のHPで紹介されていますので是非ご覧ください。
公共空間活用のための実証実験
特にユニークだと感じたのが、舞鶴城公園の広場の利活用実験は令和元年・2年度は甲府市の委託で、令和3年度は山梨県からの委託で実施したということで、県や市がいかにこのエリアを大事に考えているかが伺えます。
7月の暑い時期に実施した際は天気に恵まれず雨の日が非常に多かったそうですが、職員の方は期間中毎日現場を訪れ、キッチンカーの出店者をねぎらったり、利用の様子を確認に行かれたそうです。
おわりに
甲府市の中心部は、甲府駅を降りるとすぐ甲府城があり、お城を抜けると商業地域になるという面白いつくりをしており、いかにそれぞれの資源を活用して人を呼び込むかを考えているそうです。これからのことを聞いていてワクワクしました。
その他にも、法人設立の際に参考にした事例や法人形態をどのように検討したか、官民両側面を有するからこその注意点、事業実施の際には地元のデザイナーに協力してもらい、空間デザインの観点を取り入れている等、非常に参考になるお話を伺えました。
改めまして長沼リーダー、金井さん、本当にありがとうございました！
おまけ(今回の視察メシ)
今回のお昼ご飯は、LLCまちづくり甲府のお二人に、おすすめの昼食スポットをいくつか伺った中で、鳥もつ煮発祥の地という「奥藤」さんにしました。やはり視察に行ったからにはその地のものを食べたいですよね。
選んだメニューは鳥もつ煮丼です。『鳥もつ煮』は初めていただきましたが、鶏レバー、ハツ、砂肝、玉道等の鳥の内臓を砂糖と醤油で甘辛く味付けした栄養とボリュームが満点の料理です。
最初はご飯の量が多いかもと思いながら食べ始めましたが、しっかりした味付けでとにかくご飯が進み、最後はご飯と具材を食べるペース配分を間違えたかもと思いながらあっという間に完食しました（はい、ご飯よりももっとこの料理に合う飲み物があることは重々承知ですが、次回、仕事でなく訪れる際は絶対それと食べようと心に誓ってお店を後にしました）。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。よろしければ、「スキ」や「コメント」をいただけると嬉しいです！
※このnoteは、狛江市未来戦略室のスタッフ4名が交代で執筆しています。それぞれの文章のスタイルもあわせてお楽しみください
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