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保育士と学童スタッフ募集のポスターをつくりました(狛江市 児童育成課×KOMAE Designer's Lab.)

こんにちは。こまえのデザイン.です。

「市役所は広報がヘタだよね。」
市民の方からそんな話を聞くことがあります。

こまえのデザイン.では、地域住民とのコミュケーションデザインの観点から、媒体を問わず、市役所の情報発信の改善を進めています。

今回は、KOMAE Desinger's Lab.森岩宏文デザイナーと協業で作成した公立保育園の保育士と学童クラブのスタッフ募集のポスターをご紹介します。

保育士さんの応募が足りない…

この案件の始まりは2月下旬。児童育成課から「保育園の職員と学童クラブの補助スタッフの応募状況が良くない」との相談が。
いつもは自分たちでチラシを作成して募集しているが、4月1日の採用に向けて、なかなか募集が来ないとのことでした。

保育職員は慢性的に人手不足である上に、担当職員としても、作ったチラシは文字が多くなってしまい、なかなか目に留まらないという課題感を持っていました。
そして、チラシ作成には、初めのオリエンテーションから関係者が集まってのコンセプト決め、デザイン起こし、校正、納品と、どんなに急いでも通常は約1か月かかります。4月1日の採用に向けてはぎりぎりのスケジュール。超特急で急がなくてはいけません…!

子育て目線をポスターに載せて

今回ご担当いただいたデザイナーの森岩宏文さんは、ご自身も子育て中のお父さんであり、保育園等との接触機会が多いことから、本デザインを依頼しました。
これまでのご経歴もとてもユニーク。表現者(アーティスト)として長らく演劇や舞台の世界でご活躍され、現在は家具デザイン事務所に勤務されています。

また、ウェブデザインやグラフィックデザインを副業とされています。舞台や演劇などもチラシやポスターなども手掛け、ご自身の結婚式でも自分でデザインした想いのこもった案内状を作成されたとのこと…!
その作品にかける想いに共感し、温かみのあるポスターを作りたいという希望をお伝えしました。

発注から完成まで

超特急!で進めなくてはいけない中でも、手書きのラフ案から、何度も校正を重ねてブラッシュアップしていきました。今回、イラストはすべて森岩デザイナーが一から書き起こしてくださったものです。

森岩デザイナーのラフ(案)

時間がない中で、メールでの細かな相談、調整の難しさもありましたが、ついにポスターが完成!

保育士募集のポスターは、実際に市立保育園で働く職員の顔写真や、子どもたちが遊ぶ様子の写真を効果的に配置。木漏れ日とカラフルな文字の配色で落ち着いた雰囲気と明るい雰囲気をバランス良く。
学童クラブのスタッフ募集のポスターは、子どもの元気さや明るさをグリーンベースで表現。立体感、奥行きを感じさせる作品に。

どちらも、まずは見てもらえるポスター、そして応募を後押ししてくれる温かみのあるポスターになりました!

保育士募集
学童クラブスタッフ募集


デザイナーと市役所の伴走

今回は本当に納期も短く、こちらのイメージや想いを、森岩デザイナーが一から作成、実現してくださった案件でした。
その中で、私たちこまえのデザイン.も市役所としての想いをしっかり伝えること、デザイナーさんと密に連携を取るフローを確立しておくことの重要性を学びました。

この2枚のポスターは、TwitterやFacebookに掲載しているほか、市役所1Fの掲示板にも掲示してありますので、市役所にお越しになった際には、ぜひご覧ください!(F)


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