こまえのデザイン. 安心・安全PRチラシ(狛江市 安心安全課×KOMAE Designer's Lab.)
こんにちは。こまえのデザイン.です。
「市役所は広報がヘタだよね。」
市民の方からそんな話を聞くことがあります。
こまえのデザイン.では、地域住民とのコミュケーションデザインの観点から、媒体を問わず、市役所の情報発信の改善を進めています。
今回は、KOMAE Designer's Lab.の山口郁デザイナーと協業で作成した狛江市の安心・安全のPRチラシ(担当:安心安全課)をご紹介します。
PRチラシに込めるメッセージ
もともと、このPRチラシを作成する目的は『狛江市が安心して住めるまちであることを、市内外にアピールすること』でした。
こまえのデザイン.に案件が持ち込まれた段階では、「市外の人にもアピールするとなると、狛江のいい場所も紹介した方がいいから、狛江市内のまち歩きスポットを掲載しようか!」とか、「チラシの裏面は、狛江のまち魅力百選をそのまま載せるのはどうだろう!?」と、本来のPRチラシの目的から少しずつずれているようなところも見受けられました。
このままでは伝えたいメッセージがぼやけてしまうと考えた私たちは、再度、原点に立ち戻って、
このチラシは誰に向かって「狛江は安心して住めるまちです」ということを伝えようとしているのか。
まちの安全を一番心配するのは、どのような層なんだろう。
どのようなメッセージなら、その層の人の心に残るのだろうか。
ということを、未来戦略室の職員も含めた関係者全員で考えました。
じゃあ、ターゲットは誰??
改めて考えた結果、今回のPRチラシのメインターゲットは、狛江市内の物件に引越しを考えている20~30代の女性に決定。
そして、この年代の方は市役所の事業に対してそこまで興味を持っていないことを想定して、PRチラシ表面のデザインは、短い時間で読み手の目を引き付けるようにできるだけシンプルに。反対に、裏面にはこのPRチラシで市役所が伝えたい、狛江市の安心・安全に関する具体的な数字を載せることにしました。
数字で『魅せる』
そして、狛江市の安心・安全を表現する『数字』を集めると、、
市民アンケートで、20代、30代女性の92.9%が「治安が良い」と感じている。
人口あたりの犯罪件数(刑法犯認知件数)は、小田急線沿線の都内の自治体のなかでは最小
登下校時に子どもを見守るボランティアの市民が1,000人以上いる。
平日の夕方に市内を巡回する青色防犯パトロールは、1年間で狛江市を200周以上している。
などなど、狛江市の安心・安全にまつわる数字がたくさん集まりました。
チラシが完成!
そして、ここでいよいよデザイン起こし。
今回は、担当職員が集めた情報や写真、イラストなどの素材を山口デザイナーにお渡しして、PRチラシ全体のレイアウトからのデザイン起こしをお願いしました。
その後、何回か山口デザイナーと担当課の間で校正をやりとりし、初回の顔合わせから3ヶ月ほどでチラシが完成しました。
ご協力いただいた山口デザイナー、ありがとうございました!
このチラシは市内の不動産屋さんや市役所の市民課の窓口にも置いてありますので、見かけた際はぜひお手に取ってご覧ください!(K)
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