納税啓発ポスターを制作しました(狛江市納税課×こまえのデザイン.)
こんにちは。こまえのデザイン.です。
こまえのデザイン.では、地域住民とのコミュケーションデザインの観点から、媒体を問わず、市役所の情報発信の改善を進めています。
今回は、納税課とこまえのデザイン.で制作した、納税啓発ポスターについてご紹介します。
製作のきっかけは…
納税課担当者から、「市から納税者への感謝、狛江市民の納税により狛江市は支えられていることを伝えたい」という相談から、この案件は始まりました。
近年、狛江市の市税の徴収率は高い水準を維持しており、直近の実績でも、都内26市で2位(※99.4%、令和3年度決算/市税/総合)となっています。
この納税意識の高さも狛江の良さとして、特別徴収されている方も含め全市民のみなさんに、ポスターを通じて感謝の気持ちを広く伝えるという方向性で、キャンペーンを展開しようということになりました。
ポスターイメージの検討
キャンペーンを企画した担当者としても、「一般的に納税部署が取り組むような、納期内納付を促す内容や、滞納処分についての内容ではないものにしたい!でも、ポスターのイメージはまだ固まっていない」という状況でした。
そこでまず、納税課担当者とこまえのデザイン.で、
①ポスターのデザインで参考になりそうなもの
②ポスターのメインとして使用したいもの(数字で注目をひけるもの、写真が映えるもの等)
を検討するところから始めました。
キャッチコピーの決定
参考にしたい広告や写真、特に伝えたいメッセージを、それぞれがアイディアを出していく中で、共通していたことが、
・納税担当者として、納期限内納付があたりまえのことではなく、ありがたいことだと感じている。
・すべての市民の方に係ることなので、全世代に共感してもらえる内容がいい。
・市税の使い道も広く伝えていきたい。
・市税は、過去~現在~未来につながっている。
ということでした。
そこでまず、キャッチコピーを
「ありがとう。あなたのおかげ。」
とすることにし、多くの市民の方に届きやすい言葉で、感謝を表現することにしました。
また、市税の使い道としてイメージしやすい「学校」を写真の題材とすることにし、ボディコピーを考えていきました。
納税義務者である市民の方々に、自身の学生時代のことを想起してもらい、いま狛江の学校に通っている学生の皆さんにも興味を持ってもらえるように、「ノスタルジー」や「狛江らしさ」を感じられる内容にしました。
写真撮影とコピーレイアウトへのこだわり
今回ご協力いただいたのは、職員採用募集冊子もご作成いただいた、KOMAE Designer’s Lab.の前田デザイナー。
市内の小学校での撮影からお願いし、校舎、校庭のさまざまなパターンの写真を撮っていただきました。
写真については、「ノスタルジー」を表現するために構図や色味に特にこだわりました。
また、コピーを読んでもらえるよう、フォントやレイアウトについても、何度もお打ち合わせ、校正の依頼をさせていただきました。
じっくり検討を重ね、出来上がったポスターはこちら。
おわりに
今回は、これまでの納税担当者としての市民への発信とは違った、新たな試みをお伝えしました。納税課職員は、行政サービスの原資となる税金を市民の皆様から公平に納付いただくために、日々真摯に業務に取り組む中で、感謝の気持ちを伝える機会を持ちたいという思いがありました。
今回のポスターを市内の施設、掲示板等で見かけた際には、その思いを感じていただければ幸いです!
これからも、市職員の新たな取り組み、視点についても発信していきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございます。(F)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?