#知らない人んち 仮4話

お茶の準備をしていると、誰かが訪ねてきた。ドアを開けると、そこにはきいろのお母さん(伊藤さん)。きいろが帰ってこないから心配して探し回っていた。中に入り、ジェミにあいさつをしてお茶を飲む。たわいのない話をして、今夜は帰るから先に帰ってと頼むきいろ。帰り際、ジェミに向かって「これからも佐和子と仲良くしてやって下さいね」と告げて帰る。

佐和子、、、

ジェミは、きいろにあなたはだれ?と問う。

きいろは、過去のことを話し始める。自分が里親に引き取られたあと、その家には子供が産まれた。里子のきいろは、家族と距離を置かれないようにいい子を演じてきたが、本当の娘には敵わなかった。ある日、反抗期になった妹が家出。妹を探しだし連れ帰ろうとしたところ二人は交通事故に遭い、妹が亡くなった。母は自分の産んだ娘が死んだことを受け入れられず、きいろを身代わりにした。運ばれた病院でも、死んだのはきいろだと話し、きいろは佐和子として生きることになったのだ。それからは、佐和子として大事にされ事あるごとにGPSで居場所を把握されるようになった。自分がきいろでいられるのは、YouTuberとしてだけと、寂しそうに話すきいろ。

その様子を、アクとキャンが監視カメラで見ていた。前の晩、ジェミがきいろに話しているのを2人は見ていたのだった。ジェミには内緒で最後の計画を立てた2人は、何も思い出す気配がないきいろを見て家に戻った。

アクは、きいろが帰る前にお別れ会をしようとビールを買ってきていた。みんなで乾杯をする。話は先生のことに。警察からは誰かに間違われて殺された可能性があると。ジェミはショックを隠せなかったが、きいろは気の毒だそうな顔をするだけだった。キャンは最後にみんなで写真を撮ろうと提案。

ハイ、ポーズの代わりに「ハイ、ニゲラ」ここでも、きいろは何の反応も示さなかった。

きいろは帰っていった。

本当に何も思い出さなかったね、とキャンは言うい、ジェミにこれまでのこと話した。先生は生きてるし、警官は偽物。アクが居なかったのは、あの部屋の鍵を受け取るために先生に会いに行っていたから。

「今日で、本当に終わりにする。あの部屋がある限り、みんな前には進めない」アクは、そう言って2人をあの部屋に連れて行った。鍵を開けると、そこは子供部屋だった。いろんなものが二つづつあった。そして、壁に貼られた絵には女の子が2人。名前はきいろ、そしてもうひとり「ひいろ」の文字。きいろは双子だったのだ。

昔、ひいろときいろは、遊んでいる最中に階段から転げ落ちてしまった。花瓶が割れたのは、その時。きいろは打ち所が悪く亡くなってしまった。ひいろは、自分のせいできいろは死んでしまったと自分を責めて泣いた。ひどく取り乱した後、死んだのはひいろで、私はきいろだと言い始めた。きいろが死んだことを認めたくなかった。駆けつけた先生は、ひいろを慰めたが、ひいろは自分はきいろだと言い張った。先生は思い悩んだ末、ひいろが入れ替わることで、元気になってくれるならと受け入れることにした。そして、ひいろは自分がきいろだと本気で思うようになった。あの部屋にひいろの存在を閉じ込めたのだ。誰も思い出さぬように

帰り道のきいろ

いやぁ、今回は色々あったなぁー。変な人たちだったけど、なんか、懐かしい感じしたなあー。久々にニゲラカラー食べたかったなぁー。。。

ん?、、、ニゲラカレー?ってなんだだっけ?

おしまい

#テレ東シナリオコンテスト






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