2014年11月大動脈血栓栓塞症発症後の記録(11/15 診察〜入院決定)

2014年当時の記事をそのままコピペしています。

***以下、再掲記事***

診察室に入り、先生がフロアを歩かせるよう指示を出しました。小鉄は左前足も左後ろ足もうまく動きません。その様子を見て「心臓か頭かな」と先生が言いました。それを聞いて、立っているのがやっとでした。涙が溢れて止まりません。

先生の診察の結果、やはり心筋症による大動脈血栓栓塞症のようです。左後ろ足の付け根に詰まっているようです。ただ、完全に詰まっているのではないため、ブーコの時のように痛みで狂ったように泣き叫んだり、足が冷たくなって感覚がなくなっているということはありませんでした。

心臓のレントゲンを撮ると、心臓はものすごく肥大化しているわけではありませんでした。ただ、肺のレントゲンを見ると、肺に大きな影が2つあります。即、大動脈血栓栓塞症の治療に入りました。その後は、酸素室でもあるICUに入りました。

先生からも「この病気は厳しいです。もしかしたら、ここから症状が進み、非常に苦しむかもしれません。明るいことは言えないけど、可能性がゼロではないのだから出来る限りのことはしましょう」と言われました。もちろん、私たち夫婦も出来る限りの治療をお願いしました。

ICUに連れていかれる前に、小鉄を抱きながら泣いてしまいました。もしかしたら、もうこの温かい体に触れることができないのかも。それ以上に、あの苦しみがこの子の身に降り掛かるのかと思うと、絶望のあまり、倒れそうでした。

そこから、入院の手続きを済ませてタクシーで帰宅するまで泣き続けました。せっかく我が家にきてくれた両親には申し訳ないのですが、私は正直、両親と何を話したのかあまり覚えていません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?