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【丹沢・大山】山登りは計画的に。

こんばんは!こまちです。
今日は唐突に思い立って、登山へ行ったのですが、計画性がなさすぎて危ない目に遭いました!という話をします。

山を登ろうと思った動機は以下の2点です。
①1人で山登りしてみたかった
②体力をつけたかった

①1人で山登りしてみたかった

というか、自信がないのでこれまで、1人で山行ったり海行ったり、小旅行みたいなことをしたことがなかったので、自分1人で行けたら何かが変わるような気がしていました。(実際には連続した明日があるだけで、何か大きな変化があるわけではないけれど)

②体力をつけたかった

自分には全くと言って良いほど体力がなく、基本的に虚弱で、建物の6階まで登ると、少し大袈裟なくらい息切れするようなイメージです。
なので、山を登ったら、それなりに体力つくかなあという気持ちがありました。

当日のルートはこんな感じ。

大山ケーブル(バス停)→こま参道→男坂→大山阿夫利神社→山頂→見晴台→大山阿夫利神社→女坂→こま参道

前日ぐらいから、「山登るか海行くか、起きたら決めよう」と思っていて、自然に触れながらたくさん歩こう、ということだけ決めていました。
※ここから既に計画性のなさが出ている。

翌朝11時ごろに起床。
ダラダラ支度して「山にするか〜」と決める。
山の場合は大山、海の場合は江ノ島、と決めていたので、それだけ決まったまま見切り発車。

行きに「元気だったら帰りに海とか行けるかな〜」と暢気に考えていた私、何も考えてなさすぎてウケるな。

バスから見える山を目にしてテンションが上がり、写真を撮る。

こんな感じで観光客しぐさを連発しながら、大山ケーブル駅に到着。

こま参道に14:00ごろに到着し登り始める。
体力がないので既に階段を登っているだけでバテる。
特に登山道具も持っておらず、舐め腐った装備で進む。

ケーブルカーを横目に、今日はケーブルカーにはできるだけ頼らないと決め、下山のときにしんどかったら使おう、と決意。

途中、女坂と男坂で分かれ道になっていて、私は迷わず男坂を選んで進む。
自信があったというよりは、私は「女性らしさ」という概念がどうも苦手なので、消去法で選択した。

分かれ道

道中、坂を下っているカップルが、「男坂とか女坂で分けると、ジェンダービーム喰らっちゃうよ〜」とか訳のわかんないことを言っていて心の中で笑う。
ジェンダービームが何かはわからないが、たしかに、昨今トイレも性別で分けないようにしよう、という動きが出てきている中で、何かと炎上が付きものの話題かもしれない。

苦心しながら急な坂を登り、途中でしんどくなって、1人で登山をしてる玄人っぽい男性に「あとどのくらいで山頂ですかね?」と声をかけた。
親切な男性は、山頂までの見込み時間と、下社まではあと5分ぐらいだと教えてくれ、ついでに「自信ないなら下社で降りたほうがいいかもね!」と半笑いで助言をくれた。

あはは、そうかも!と空返事をして、黙々と登り下社へ到着。
下社ではフランクフルトとお汁粉を食べた。
おいしい。

サルサ味のフランクフルト
おしるこ

まだ明るいし余裕で下山できるだろう、たかを括りながら、昼飯を済ませて意気揚々と登る。 

大山阿夫利神社に到着して、眺めの良さにテンションが上がり写真をたくさん撮る。
雨の神様が祀られているから(たぶん)、おみくじも傘の形をしていて可愛かった。
御朱印は何種類かあったが、せっかくなので期間限定のものを選んだ。

なんか分かんない像
おみくじと御朱印

占いの結果はそれなりだった(特に良いことも悪いことも書いていない)ので、特に結ばずに鞄にしまった。

こんなに眺めがいいのにまだ山頂じゃないのか、と思いながら、登っている途中でみしらぬおじさんに声をかけられる。
「軽い気持ちで来ちゃった?下社からが大変ですよね」と。
私の後ろを追いかける人が誰もいないことに気づいていた私は、今の時間に登っている人が誰もいないことから、私の準備の甘さを言われたんだろうなとぼんやり思いながら笑って受け流す。
※この時はまだ昼で、明るいうちに降りれるだろうと思っていた。

山頂付近で上からわんこが降りてきて、私より軽やかな足取りで下山していくのを横目に見ながら、山頂を目指す。

犬のおしりを探せ

山頂に着いて、美しい眺めにはしゃぎながら、パノラマで写真を撮った。
ツイートしようとしたが山頂は圏外だった。無念。

パノラマ山頂

山頂に着いたころにはもうほとんど人はいなくて、でもまだ辺りは明るいから大丈夫だろうと思い、こわごわ降りていった。
下山中、「滑落注意」の張り紙を見つけては、「1人で登ると最悪死んでも見つけてもらえないかも」という不安がよぎり、ヒリヒリしながら進んだ。

おつかれさまでした

下社に戻ってきた頃もまだ日は落ちておらず、「なんだ、大丈夫じゃん」と思う。

流石に疲れたし、帰りはケーブルカーを使うかーーーーと思いながら、駅の方へ向かうと、なんとケーブルカーの駅には「本日は終了しました」の張り紙。
そりゃそうか、とがっかりしつつも、頭を切り替えて下山を続ける。

このとき、時間を確認すると18:00。
あたりが少しずつ暗くなっていく。
「男坂は街灯がないので、夕方以降は女坂をご利用ください」の看板に急に怖くなる。
男とか女とかそんなの気にしてる場合じゃないので、迷わず女坂を選んで降りる。

辺りが暗くなってきて、街灯の光が目立ち始めた頃、これはまずいかも、と焦りながらも、道から滑り落ちないように急いで、途中少し小走りで降りる。(よい子はマネしないでね!)

女坂という名前の割に全然急勾配じゃん!と意味不明なキレ方をしながら、周囲が暗くなってきて半泣きになる。
大山の七不思議とか探してる場合ではないのに、途中で写真を撮るが、まあ暗くて立て札が読めない。(し、後で写真を確認したら、ビビりすぎてちゃんと撮れてなかった)

ブレすぎてて何も映ってない
ブレブレの立て札

上りで声をかけられた、登山玄人おじさん×2の言葉が頭にこだまし始め、「あそこで大人しく降りておけば…」と後悔しながら、途中で「呪いの杉(ホントにある)」を見つけて本格的にビビりはじめる。
※元々ホラーも暗い場所も苦手なので、マジで本当に怖かったです。

しかし、無事、なんとか真っ暗になる前には下山。(18:39)

行きはよいよい、帰りはこわい

お店がほぼ全て閉店している状態のこま参道を降りたあと、バス停を探してキョロキョロしていたら、おじさんグループに声をかけられ、親切にバス停の場所と時刻を教えてもらう。

山登り、親切なおじさんが多い。
(稀に変な人もいるらしいので、気をつけようね!)

というわけで色々ありながらも帰路につけたわけですが、備忘と反省をここに残しておこうと思い今記事を書いているわけで…。

今回の反省点としてはこんな感じ。
•初心者の1人山登りは危険
•帰りの経路の終わり時刻は必ず確認
•午前中にスタート切れないなら登らない

ほんとは、自分の実力に見合った山を選ぶことも大事だと思うのですが、そもそも初心者すぎて、どの山がいけそうか、みたいな見当もつけられない状態なので、ある程度経験ある人と登るか、おおまかに工程立てて計画的に登るのが大事かなと…。

1人登山は自分のペースで進めるので、その点は楽ですが、全然命を落とす可能性あるので、しばらくはやめておこうと心に誓いました。

ただ、今回1人で登れたことはかなり嬉しかったし自信になったのでそれは良かったです!

次はちゃんと経験者の人と一緒に登りたいですね。ではこのへんで。

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