自己紹介用

【自己紹介・後編】起業の断念とインターンで学んだ”頑張り方”

前回の記事では私が大学に行かずに「人生100年かけて世界をよくする」第一歩として個人事業主としての道を決断したところまでご紹介しました。今回はその後の激動の10カ月間(笑)を振り返りたいと思います!

一人で事業を起こすということ

2019年7月7日、まだプロダクトとなるサービスが完成する前、私は地元の税務署に行き、個人事業主として登録しました。何故サービス完成前に登録を済ませたかというと、後戻りできなくするため。「自分は最後までやりきるということがなかなかできていない」と感じていたので、今回こそはという決意の表れでした。

企画していたのはフードロスをなくすためのエコシステムです。当時パン屋でバイトをしていた私は、毎日大量のパンを捨てることに違和感と不快感を抱いていました。これだけのパンがあれば何十人もお腹いっぱいになれるのに…。そしてフードロスに関して調べてみると、それが社会問題になっていること、それを解決することは社会にとって大きな課題であることを知りました。「都内ではフードロス削減のためのサービスがあるけれど、地元でもできるんじゃないか。地方でも運用可能なサービスを作ろう!」そうして起業に至ったのです。

しかし、”持っているのは情熱だけ”の19歳にとって、新規事業を0→1で作り上げ、広め、グロースさせるのは至難の業でした。

課題は主に2つ。

課題①仲間もメンターもいない
当時の私は、企業の勉強と事業企画を同時並行でやっていました。時間を見つけてイベントに行ってもなかなかビジョンに共感できる人に出会えず、ましてや応援してくれる人にもなかなか出会えませんでした。すべてが手探りの中、相談できる仲間がいないことは心細く、事業に対する自信も不安に変わってゆきました。また、企画・マーケ・ファイナンス・経営をすべて一人でやろうとしていたのは今思い返しても無謀な挑戦でした。”スタートアップに必要なのは、アイデアと仲間”この言葉の意味を痛感しました。

課題②圧倒的経験不足
スタートアップに惹かれて、本で勉強しても、実務は実際に私が今までしてきたこととは全く違った内容。経験のないままに事業を起こすための行動をするのは難しい以前に、「どうすりゃいいの!状態」でした。

そんな時出会ったインターンの道と起業への疑問

「一人で起業は無理なんじゃないか…。」そう思っているとき、イベントで耳にした”インターン”という言葉。「自分に今必要なのは経験だ!」と感じていた私はインターンとして修業することを決意。すぐにWantedlyのアプリをスマホに入れ、気になる募集に片っ端から応募。(150社くらい応募しまくったなあ(笑))。

そしてなんと初めての面接で奇跡的に最高な企業と出会い、2019年10月から、どベンチャーでインターンとして働き始めます。新規事業の0→1立ち上げをすることに。

働き始めて感じたこと

働き始めて感じたことは、主に2つ。

①自分が起業する意味ってあるのだろうか。
いまはたくさんの起業家がいて、たくさんのスタートアップ企業がある。だけど、重要なのは企業がどれだけ社会にバリューを発揮できるかなんだ。私はそんな企業の中で自分のバリューを発揮したい。今までは起業することがゴールだったけれど、視野が広がり、新しい世界を知ったことで、自分の夢を一歩濃いものに進化させることができました。

②頑張るって何だろう
仕事をして初めて気づいたこと。それは「なんて失敗だらけな毎日なんだ!!!」
まず報連相からできてない。こんなに仕事できないと思わなかった…。そんな自分から抜け出したくて、抜け出したくて。社会にバリューを出す以前に会社にバリューを発揮できていないのがしんどくて。ひたすら頑張る日々。日報では振り返りを怠らず、毎日成長しようと頑張っていた。全力で。

しかし、最高な会社に出会えたのにもかかわらず頑張りすぎた私は11月中旬、鬱が再発。入院することになってしまいました。(今は元気です)

当時理解していなかった”頑張る”の意味

何故また鬱の沼にはまってしまったかというと、頑張るの意味を高校生の時から更新しないままに働き始めたから。それまでの自分の”頑張る”の定義は「≒自己犠牲」でした。自分の時間を削って、目的のために持っているすべてをつぎ込む、そんなイメージでした。でも、そうすると人は消耗してしまうんですよね。100持っている力を消耗し続けてそのうち残量がマイナスになってしまう。充電切れです。

だけど、本当の”頑張る”は自分の力を100でキープすることから始まる。今ではそう思うようになりました。頑張りの先に発揮できるバリュー=力×時間。力がゼロになったら発揮するバリューはゼロになってしまうのです。今ではそれを肝に銘じて生活しています。

まとめ

起業から初めてのインターンまでは全くどこまでも勢いだけだなあ(笑)と振り返って思います。
だけど、この勢いが自分の良い部分だとも思っています。根底に強い夢と意志があるからこそ頑張れる、失敗から学び続けられる。そして自分の弱い部分を知り、成長できる。それが小松花帆です!(笑)

以上、私の自己紹介でした!


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