未来という名の絶望

「生きていれば何かしら良いことがあるよ。だから、生きて」

あれから20年たったが、生きてて良かったと思えるようなことは無かった。

逆に、なんでまだ生きてるんだろうという状況になってしまっている。

いや、ひとつだけ良いことがあった。クソカルトにハマっている両親からの下から抜け出すことができた。

祖父母の代から入信している為に根っこから染まりきっており、私が1歳を迎える前に勝手に入信させられるというクソっぷりだった。
0歳児であった私には、信教の自由は存在しなかった。

クソカルトの教えを受けながら幼少期を過ごした私は、高校生になる頃には「仏なんざ存在しねぇ」ということを悟っていた。
祈れば何でも願いが叶う?祈りが足りないって言われた事しかねぇよクソッタレが。
・・・ノストラダムスの大予言が当たればいいと思っていたのは秘密です。

話は変わるが、私の頭は生まれつきバグっていた。そっちの先生に診てもらったことがあるが、結果は聞いていないので、私の中ではグレーゾーンである。
まぁグレーだろうがガチだろうが、バグっているのには変わりないので正直どうでもいい。

閑話休題。
集中力が無い。理解力が無い。記憶力が低い。コミュニケーションがド下手くそ。
そんな無能が社会に出たところでうまくやっていけるわけがない。

失敗に失敗を重ね、私の心は折れた。
来る日も来る日も、どうやったら「誰にも迷惑をかけずに死ねるのか」を考えていた。
もし、あの時に結論が出ていたら私は即座に実行しただろう。いや、出ていなくとも妥協案を実行すべきであった。
そうすれば、生きる苦しみはそこで終えることができたのだから。

失敗を反省し、良いことがあるという言葉を胸に、新たな一歩を踏み出したところで所詮は無能。
別の形で失敗するだけである。
汚名を返上するどころか挽回し続ける人生であった。
転職すること6回。連絡先を交換することは多々あったが、今現在私のスマホに連絡が来ることは無い。
いや、最後の方は連絡先を教えてもらえるほど会話していなかった。

そして、2022年が始まって少しした頃には、あいつ暗くてキモいよねなんて話題になるぐらいのダメっぷりを魅せていた。

そこを退職したのち、あまりにもシンドイのでメンタルなクリニックに診てもらうことにした。
その結果、うつ病いただきました。しかも初回から生活保護受けた方が良いというアドバイス付き。

ひとまず生活保護は保留にしつつ投薬治療を開始。
貯金なんてたいして無いのでお役所に相談することに。

私→うつ病で受けられる支援ありませんか?
お役所→生活保護受けましょうか。車とか引っ越しとか大目にみてくれますよ。扶養照会も状況説明すればやらないで済むと思いますよ。

生保担当→車の所持は認めない。即引っ越せ。扶養照会はどんな理由だろうと絶対に行う。
私、生保担当の鋼の意思に折れて、生活保護を断念する。
生保担当→失業保険を受けてください。うつ病でも大目にみてくれると思いますよ。

私→うつ病じゃダメってネットで見たんだけど、まぁ行ってみるか・・・
ハロワ→うつ病じゃ働けないからダメですね。
やっぱダメなんじゃねぇかチクショウが・・・
もう行政なんて信用しねぇ・・・

そして、お仕事を始めたけど、やっぱり無能だったため1年で限界を迎え退職。
生活のリズムは崩壊し、だいたい4時間寝て6時間起きてるを繰り返す日々。
慢性的な頭痛により、頭痛薬が手放せない体に・・・というかなんか不安になると飲んでる気がしなくもない。これも薬中なんだろうか?
空腹感がどこかへ行ってしまったのは助かってるかも・・・一日一食でも気にならないし。

もうね、うつ病で無能の39歳なんて需要無いんですよ。
どうすればいいんでしょうね?
今まで生きてきた年数を、まだこれから生きなきゃいけないなんて絶望感しかないんですよ。
うつ病を克服したとしても、私のおつむがバグってるのは治らないんです。
変わらずの無能なんですよ。
だから、死ねれば一番良いんですよね。
中々手強いんですよ。生きたいっていう本能が。
うつ病になってだいぶ大人しくなりましたけど、まだ一歩踏み出すには至らないんです。
安楽死ができるようになれば、使える臓器を全部ドナー登録してさっさと死にたいです。
周りに迷惑をかけながら意地汚く生きていくより、よっぽど社会貢献できるでしょう。

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