ひー坊@本と映画が好きな31歳

会計事務所勤務の31歳。 浪人時代に出会った『坂の上の雲』をきっかけに、本の面白さに…

ひー坊@本と映画が好きな31歳

会計事務所勤務の31歳。 浪人時代に出会った『坂の上の雲』をきっかけに、本の面白さに気が付く。 本は、ゆっくり読む派(スロー・リーダー)。 本と映画の感想をメインに書いていこうと思います。Xとともに、このnoteでもアウトプットの場として使っていきたいと思います。

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今後の投稿について

以前、こちらの記事を投稿してから、一本か二本の記事を書いてから、noteをしばらく離れていました。 そして、今月のはじめ。 二度目の離脱を経て、noteを始動させました。ところが、二本の記事を書いていて…… なんか違う そんな感覚に襲われました。 自分が書きたい記事じゃない………… そう思いました。 そんな悶々とした中で、ある記事に出会います。 面白い。ただの本の紹介だけでなく、綾野さんご自身の経験談を入っているから、尚更でした。こんな記事が書きたいし、自分が読

    • 今月観た映画(5月)

      これから、月末はその月に観た映画を簡単に紹介していこうと思います。 ※Amazonprimeより、視聴可能となっていますが、時期によっては観られない可能性があるのでご注意を。 1・『暗殺の森』(1970年)ベルナルド・ベルトルッチ監督 上映時間110分 出演 ジャン=ルイ・トランティニャン ステファニア・サンドレッリ ドミニク・サンダ エンツォ・タラージョ ※Amazonprimeから視聴可能。 予告編はこちら。この予告編を観て、虜になりました。ベルトル

      • 今月読んだ本(5月)

        1.『エッセイストのように生きる』 著者:松浦弥太郎 出版社:光文社 最近、本は読んでいる(インプットはしている)ものの、すっかり考えていませんでした。 しかし、この本を読んで「考える」ことの大切さを学びました。 インターネットが発達した今、情報の洪水に流されないために、自分の足場(価値観)を作る事って大事ですね。 noteにエッセイを書こうと思うきっかけを与えてくれた、大事な一冊となりました。 2.『空の青み』著者:ジョルジュ・バタイユ 出版社 河出書房新社(河

        • 【読書noteNo.8 『ぐろぐろ』】

          ※食事中には読まない事をオススメします。 何年も前から表紙が気になっていた本。 その時は、どんな内容の本か詳しく知りませんでした。タイトルからして、アブノーマルな本だろうな…とは思っていました。 なぜ、この本を手に取ろうと思ったのか? 少し前に読んだこちらの本に関係しています。 フランスの思想家ジョルジュ・バタイユ(1897年~1962年)が書いた作品。人間にとってのエロティシズムとは何かを説いております。この本をきっかけにして、『目玉の話』や『マダム・エトワルダ』

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        • 書く習慣1ヶ月チャレンジnote 19日目~24日目
          6本

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          【読書noteNo.7『養生訓』】

          30歳を過ぎて、そろそろ健康の事を考えないといけないなと思って手にした本が、この本だった。 はじめの方にこう書いてある。 さらに、著者は続けて、「およそ養生の道は、内欲を我慢するのを根本とする」と書いています。 ここまで読んで、健康について考える前に、まず自分自身が抱えている欲望を抑えないといけないんだな、と思ったのと同時に、今の自分は欲だらけじゃないかと呆れてしまいました。 禁欲しろって事か……。手厳しいよ。 二十代の頃を思い返してみると、山盛りのご飯とおかずを、

          【読書noteNo.7『養生訓』】

          読めばいいのか?

          書店のビジネスコーナーに行くと、「速読術」や「多読術」といった本をよく目にします。 こういう類いの本を見ると、「効率よく手軽に知識を習得したい」といったビジネスマンが本当に多いこと…。 そこで浮かんだのが、こんな疑問。 本を読めばいいのか? かくいう私自身も、学生時代から社会人になりたての頃は、「本は読むものだ」と思っておりました。 読んだ数に比例して、「知識も増えるに違いない!」とまで信じていました。 しかし、ドイツの哲学者ショーペンハウアーはこれに異を唱えます

          本は全部読むべき?

          読書というと、最初の一字から最後のマルまで通読しないといけない!と勝手に思い込んでいました。 しかし、本を読み終えて記憶に残っているのは、ほんの一部分だったな~と。 冒頭の思い込みは、意味がなかったと気が付かせる本に出会います。 フランスの文学研究者ピエール・バイヤールの『読んでいない本について堂々と語る方法』。 挑発的なタイトルですが、中身は濃い。 全部読まなくていいのか、自分は読書のハードルを勝手に上げていた事に気が付き、肩の荷が下りるようになって、読書が楽しめ

          『書く』ことを再々開した理由

          これまで過去に2回、次の二つの理由からnoteを離れていたことがありました。 ・仕事が忙しくなったから 会計事務所の仕事柄、毎年12月から、翌年の3月中旬までが、いわゆる繁忙期となります。 12月から年末調整の業務(年が明ける法定調書という書類を作成する必要があります。) と3月に入ると確定申告書の作成業務(それと合わせて1月決算の会社の申告書作成)に追われます。 研修で、他の会計事務所の人達と話す機会があったのですが、繁忙期は毎日夜の10時過ぎまで働いているそうです。

          『書く』ことを再々開した理由

          年内を最後に、投稿していませんでしたが、もう一度投稿を再開しようと思います。 更新頻度もこれから考えようと思います。

          年内を最後に、投稿していませんでしたが、もう一度投稿を再開しようと思います。 更新頻度もこれから考えようと思います。

          「自分」というものは存在しない-『唯識の思想』から学んだこと

          「自分」とは何だろうか? こういった悩みを抱えている人は少なくない、と思う。 勿論、私もその一人だ。 今回紹介する『唯識(ゆいしき)の思想』を紐解くと、「自分」というものはない、と一刀両断する。 それなのに、「自分」という実体のないものに私達は悩んでいる。 では、その悩みからどうすれば解放されるのか? 本題に入る前に、唯識の定義を簡単に説明しよう。 唯識とは、「唯(た)だ識(しき)、すなわち心だけしか存在しない。自分の周りに展開するさまざまな現象は、すべて根本的

          「自分」というものは存在しない-『唯識の思想』から学んだこと

          今後の投稿について

          これからは、以下のテーマ・頻度・記事のスタンスで投稿する。 テーマ:読んだ本の紹介 頻度:不定期(最低でも、月に一回は投稿したい) スタンス:読みたいものを書く なぜ、このように考えたか? 現在、noteをはじめて約1年半。 今年の2月末~5月末の3ヶ月ほど途中離脱を経て、現在まで不定期の投稿だが、何とか続けてこれた。 note再開後、『本』をテーマに記事を書くことに決めて、再出発を果たした。 幸いにもたくさんの方に読んで頂いていた。 しかし、である。 すぐ、

          動け!

          この行動に意味はあるのか? グダクダ考えているときに、ごちゃごちゃ言ってないで動け!と渇を入れてくれる本を、今回紹介したい。 ヒンドゥー教※の聖典と言われているこの本。 バガヴアットとは、崇高なる神や偉人を呼ぶことばの意味で、仏教の経典においても、ブッダを指すことばとして用いられ、「世尊」と漢訳されている。また、ギーターとは歌の意味を指す。 つまり、『バガヴァッド・ギーター』を「世尊の歌」と翻訳することができる。 この本の中で、自分に刺さった箇所があるので紹介したい

          正解のない世の中こそ、現象学は必要かもしれない。

          現象学と聞いて、ピンと来る人はいるだろうか。 哲学に詳しい人は、知っているかもしれない……。 今回紹介する本によると、現象学は「独我論」(「世界」などどこにも存在しない、あるのはただ〈私〉に現れた「世界」像だけだ、という考え方)であるとかないとかいった論争が続いているそうだ。 実際にドイツの哲学者で現象学をとなえたフッサール自身は、現象学が独我論であるという批判(非難)は誤解に過ぎないことを繰り返し主張しているようだ。 上記のような誤解がされている現象学を噛み砕いて教

          正解のない世の中こそ、現象学は必要かもしれない。

          『コーラン』を読み終えて

          今回、紹介する本はこちら。 まず、『コーラン』ってどんな書物なのかを簡単に説明する。 『コーラン』(実際の原語だと、クルアーン)とは、イスラーム教の聖典。そして、神アッラーが預言者ムハンマドに啓示した教えを記したものである。 クルアーンとは、読誦(どくしょう)・暗誦(あんしょう)を意味し、声に出して読むべきもの、と言われている。 以下の動画は「開扉(かいひ)」と呼ばれる冒頭の章の動画。アラビア語の独特なイントネーションによる響きが、美しい。 この動画では、以下の文章

          『コーラン』を読み終えて

          哲学とは何か?

          今回は、こちらの本を紹介する。 哲学に関する本を無性に読みたくなり、家の本棚にあったこの本を再読した。 そして、自分なりに哲学とは何かを確かめる事ができた。 著者は次のようにいう。 人生とは、○○であるべき…… 成功するには、○○すべき… ネットを見れば、こういった意見がたくさんあるが、これらの主張も本当にそうか?と疑う姿勢が大事なんだな。 「人生がラクになれる哲学」や「幸せになれる哲学」といった本が本屋にあるが、あれは嘘だな~と最近になって思う。 なぜなら、

          『コーラン』を理解するためには、文化的背景を知る必要があることを知る

          本日、紹介するのはこちらの本。 この本は、日本人に馴染みのないイスラーム文化の本質を読み解く本だ。 この本を読み終えると、並行して読んでいる※『コーラン』の内容がよく分かるようになった。 ※『コーラン』……イスラム教徒の聖典。 というのも、『コーラン』に書かれている文章を理解するには、その文化的背景を知る事は避けられないからだ。 著者は次のように言う。 実際、『コーラン』を読むと、「これはどういった意味なのか?」という箇所が随所に出てくる。 全部は挙げられないが

          『コーラン』を理解するためには、文化的背景を知る必要があることを知る