「アキラとあきら」を読んでみて

お盆休みに手を取ってみた池井戸潤の小説「アキラとあきら」。先日、上下巻とも読破したので、その感想を簡単にまとめてみます。

「アキラとあきら」は2人のバンカーを主人公にした作品です。上巻では300ページ以上を使い、2人のバンカー誕生までの生い立ちを描いており、下巻では2人の主人公が会社の経営問題に対して、協力し立ち向かう物語である。

上巻を丸々使い、人物紹介に当てたのは正直驚きで、贅沢な作品であると感じました。しかし、上巻での詳細な生い立ちが、下巻にて問題に立ち向かう際の2人のとる対応に紐づいており、主人公たちの心情に寄り添いながら本を読み進めることができました。作品自体サクサク読み進めることができ、また最後の一発逆転の策に爽快感がたまらない。とてもおもしろい作品でした。




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