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なぜ、やなぎなぎはfripside(南條愛乃)よりライブの観客動員数で劣るのか?

久しぶりの更新。
ここのところライブばかり行っておりまして更新が疎かになってしまいました。先月はfripsideのラストライブをさいたまスーパーアリーナで観賞。今月はやなぎなぎの10周年ライブを渋谷PLEASURE PLEASUREで観賞。

どちらも盛況だったし、好きな曲もかかって満足だったのだが、やなぎなぎのライブ会場の渋谷PLEASURE PLEASUREに足を踏み入れた時に、ふとこう思った・・・・

「fripsideと規模違いすぎじゃね??」

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両者はキャリアも歌唱力もそんなに大きな差がないように見えるし、かつ「only my railgun」と「君の知らない物語」というアニソン史上に残る神曲をどちらも引っ提げていているのに、なんでこんなにハコの大きさに違いが生じるのか。

気になる・・・。

ちょっと考えてみよう・・・。

そう思い立ち久しぶりにnoteを開いた。

ちなみに、さいたまスーパーアリーナと渋谷PLEASURE PLEASUREでは、ざっと収容人数に100倍の差がある。

<参考>
〇fripsiedeライブ
・さいたまスーパーアリーナ:30,000人
〇やなぎなぎライブ
・渋谷PLEASURE PLEASURE:318人

まず、参考として両者がリリースしたCD数とライブ規模(ざっくり)をwikipediaで調べた。やなぎなぎはsupercellのボーカル時代にnagi名義で活動しているのと、fripsideの南條愛乃は南條愛乃名義でも活動しているのでそちらもカウント。

その結果がこちら。

<やなぎなぎ>

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①CD枚数
・やなぎなぎ名義:シングル22枚(2012年~最高:芽ぐみの雨(7位),春擬き(8位))、アルバム5枚
・nagi(supercell)名義:シングル3枚(2009年~最高:君の知らない物語(5位),さよならメモリーズ(7位))
②ライブ概要
・2016年:TOKYO DOME CITY HALL(3190人)
・2017年2月28日:東京・品川ステラボール(1884人)
・2018年4月21日:Zepp DiverCity(2107人)
・2019年12月7日:Zepp DiverCity(2107人)
・2019年6月9日:東京国際フォーラム ホールC(1502人)
・2019年5月18日:九龍湾国際展貿中心G/F Music Zone@E-Max(香港)
・2019月4月13日:花漾Hana展演空間(台湾)
・2022年5月22日:SHIBUYA PLEASURE PLEASURE(318人)←今回行ったやつ

<fripside(南條愛乃)>

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①CD枚数
・南條愛乃名義:シングル13枚(2013年~最高:一切は物語(feat.やなぎなぎ)(7位))、アルバム:8枚
・fripside名義:シングル19枚(2009年~最高:sister's noise(1位)、only my railgun(3位))、level5 judgement(4位),future gazer(4位)、アルバム:9枚
②ライブ概要
・南條愛乃名義
2022年7月31日:ロームシアター京都(2000人)
2018年10月8日:大阪・岸和田市立浪切ホール(1558人)
2017年9月24日:グランキューブ大阪(2754人)
・fripside名義
2012年10月8日:川崎CLUB CITTA'(1300人)
2015年3月1日:横浜アリーナ(17000人)
2015年12月31日:神奈川県民ホール(2493人)
2017年3月18日:さいたまスーパーアリーナ(30000人)
2021年2月11日:横浜アリーナ(17000人)
2022年4月23日:さいたまスーパーアリーナ(30000人)←以前行ったやつ


これらの情報から、以下のことが分かった。

①シングルリリースの枚数はやなぎなぎ25枚、fripside(南條愛乃)32枚とそこまで大きな差はない。
②しかし、fripside(南條愛乃)が最高オリコン1位を記録しているのに対し、やなぎなぎは「君の知らない物語」の5位が最高。
③ライブ動員数に関しては、fripside(南條愛乃)が3万人クラスの集客能力を持っているのに対し、やなぎなぎはMAX3000人程度。


これに加えて、やなぎなぎの過去のライブのセトリに関して興味深い事実が浮上。やなぎなぎの看板ソングに思える「君の知らない物語」だが、2012年のライブで1回歌ったのみで、後は全く歌われていない。

「なんで???」

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もし、既にsupercellのボーカルじゃないから権利上歌えないというのなら2012年も歌っていないはず。なぜなら、その時のsupercellのボーカルは既にこゑだに移行していたから。

2012年に歌って以来歌われていないということは、おそらく権利上の理由ではなく別の理由によるものだろう。先日のやなぎなぎの10周年ライブでも、「君の知らない物語」は絶対にかかるだろうと思っていたのだがずっとかからず、アンコール後のラスト曲に「ビードロ模様」がかかった時は思わずズッコけそうになってしまった。

そして、これはおそらくこの記事の趣旨とずれるが、言わせて欲しい。

「なぎさん・・・君の知らない物語を歌ってください」


何かどうしようもない理由で歌うことができないのならしょうがないが、もしそうでないのならこの曲をライブで歌って欲しいと望んでいる人間たちがおそらく世界で5億人ぐらいはいるはずなので、こうしたファンの声を代弁する意味でもリクエストしたい。ぜひ前向きに検討していただきたい。


・・・話を元に戻すと、fripsideの方が集客力があるという背景にはざっくりこれだけの理由がありそう。


①曲の人気度

私は「君の知らない物語」を神曲認定していて、おそらくそれは間違っていないのだろうけど、オリコンのランキングでは最高5位。それに対して、fripsideは「sister's noise」の1位を筆頭に「only my railgun(3位)」,「level5 judgement(4位)」,「future gazer(4位)」と1ケタ台上位の曲を数多く保有している。持ち曲に人気がある曲が多い方が当然集客力も上がるだろう。

②露出しているコンテンツの多さ

これはちょっと説明するのが難しいのだが、個人的に歌手よりも声優の方が集客しやすいのではないかと思っている。なぜなら、声優はアニメ、ゲーム、歌というメディアMIX戦略が可能なのに対し、歌手は歌1本で勝負する必要があるから。

例えば、先日のfripsideのライブにはおそらく、純粋なfripsideのファン以外にラブライブの絢瀬絵里(CV:南條愛乃)を推している関係で来ている人たちや他のアニメ作品で南條愛乃を知った人たち、ゲームのキャラの声優として南條愛乃を知った人たちもいると思われる。

③ライブの位置付け

今回のfripsideのライブは13年間の幕を閉じるラストライブということでそもそも大掛かりな規模感だったのに対し、やなぎなぎのライブは10周年ライブではあったものの、2022年3月から12月にかけて毎月1回の開催をコツコツやっていくという性質のものだったため、そもそもこじんまりした規模感を想定していたものと思われる。


ライブの規模感の違いはこんな感じだろうか。

ちなみに、やなぎなぎのライブで『君の知らない物語』がかからない理由について、真面目に30分ぐらい考えたり調べたりしたのだが結局理由は分からずじまい。この曲を生で披露しないなんてはっきり言って日本の損失である。誰か真相を知っている方がいたら教えて欲しい。


<以下、自分のやなぎなぎの好きな曲を垂れ流すだけの空間>

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①組曲『ニコニコ動画』

個人的に、やなぎなぎはガゼル名義でニコニコ動画で歌ってみたの動画を投稿していた頃から知っており、特にこの組曲『ニコニコ動画』は何回も聞いた。中盤の『やんまーに、やんまーに』のところの声がかわいい。

②星が瞬くこんな夜に

あまり知名度はないかもしれないけど、この曲も好き。『魔法使いの夜』というPCゲームのED。好きすぎてカラオケで数え切れないほど歌っていたが、男性ボーカルだとあまり曲にマッチしないのが残念だった。

③Before I Rise

最近はひたすらこれを聞いている。麻枝准原作『ヘブンバーンズレッド(通称:ヘブバン)』というスマホゲームの主題歌。曲がハマりすぎてゲームをやり始めたのはこれが初めて。やなぎなぎの声には神々しさがあり、荘厳な曲と合わせるとあたかも教会にいるかのような気分になれる。キリスト教徒ならばライブついでに礼拝もできるのでオススメ。

④芽ぐみの雨

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(通称:俺ガイル)』の3期OP曲。1期、2期ともにやなぎなぎ歌唱だが、その中でも最も好きな曲である。切なさと疾走感を合わせ持ち、サビの間はそのメロディに全集中するため、瞬間的にその時抱えている負の出来事が全て忘れられる。先日のやなぎなぎのライブではゲストの南條愛乃とデュエットで歌っていたが、アガりすぎて尊死するところだった。

⑤君の知らない物語

アニソン界のレジェンド曲。

supercellのryoさん・・・作曲してくれてありがとう。

なぎさん・・・ファンたちが生で聞きたがっていますよ。


<おしまい>

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