#詩
あらゆる「意見」も「善意」も「事実」の前では沈黙するべきだ
胸を張って生きていられるほどこの世界の天井は高くない
こんな時代だからこそフィクションが必要なんだって意見があり、ある程度は賛成するが今はその限度を超えてしまっている。フィクションがフィクションとしての役割を果たすために必要な社会の「まともさ」が限度値を下回ってしまっている。
ジャンプする力に乏しいから翔べないのか
十分な助走ができていないから翔べないのか
単線鉄道のワンマンカー。鼻をほじった指をおもむろに唇に持っていく男とそれに釣られてか不意に自身の下唇をさわる対面のサラリーマン、ツーステップを踏みながら友達とおしゃべりをする女子高生。確かに「人間」がそこにいる。