北九州市の公害
Kokurally 産業班 北九州市の公害
皆さんこんにちは！
小倉活性化プロジェクトのKokurallyです！
毎週月曜日に、小倉の歴史・文学・産業に関する記事を公開しています。
今回は北九州市が公害を乗り越えるまでの道のりを紹介します！
北九州市は、四大工業地域として戦前から日本の近代化に大きく貢献してきました。
皆さんも1度は、八幡製鉄所などの名前を耳にしたことはあるのではないでしょうか？
そんな北九州市ですが、産業の発展の影に、公害に苦しめられた過去を持っています。
北九州市ホームページより
1960年代には、工場廃水により紫川は汚染され、海は「死の海」と呼ばれ、生命力の強い大腸菌ですら生存できないほど汚濁された状況にありました。また、街から立ちのぼる工場の煙により、空は灰色に覆われ、この煙によって多数のぜんそく患者も出たそうです。
ですが北九州市は現在では環境モデル都市にまで制定されています！
それまでの軌跡を紹介していきます。(^^)
1.公害対策の取り組み
北九州市の公害解決の糸口は、市民、企業、行政の一体した取り組みにあったようです。公害問題に最初に立ち上がったのは市民でした。企業や行政は、市民の運動に推され、環境改善の取り組みを行なっていきました。
(1)企業の取り組み
北九州の深刻な環境問題が解決した理由として、住民や行政から要望を受けた企業が、排水処理や排ガス処理などの汚染物質の処理だけではなく、生産工程の改善や、省エネルギー化などを徹底することで、クリーンな生産を実現したようです。また、この取り組みは環境改善だけでなく、効率の良い生産工程の実現に貢献したようです。
(2)行政の取り組み
行政は市民の要望を受け、対策組織、研究機関の設置を行いました。また、公害防止のための財政措置や規制制度の整備、そして、法律的な課題を補うために企業との協力協定を結び、公害問題の解決につなげました。
(3)効果
公害対策の成果ですが、市民、行政、企業が協力して取り組んだ結果、北九州市の環境問題は大きく改善しました。かつて、日本一の降下ばいじんを記録していましたが、1987年には環境庁から星空の街に認定されるまでになりました！！
この先人たちが整えた北九州の環境を、これからも守っていきたいと思いましょう^o^
北九州市ホームページより
現在の紫川は、小倉を代表するレジャー・観光スポットとなっています！！
休日には、釣りやキャンプを楽しむ人々で賑わいます。今回はその中から、Kokurallyが特にオススメしたいものを紹介します( ^ω^ )
2.紫川で遊ぶ
・紫川SUP
SUP（サップ）とは、近年人気を集めている水上スポーツの一種であり、板に立って乗り、パドルを漕いで水面を進んでいくものです。そのSUPを、小倉のど真ん中を流れる紫川で体験することができます。さらに、水上でヨガを行ったり、地元のお店のコーヒーを味わったりすることができる体験も存在します。水面を滑るように進みながら、紫川に沿う小倉の景色を楽しみ、爽快感で残暑を乗り越えましょう！
…場所は紫川下流部、値段は2500円から5000円でコースによって様々。最初に講習もあるので、初心者でも安心！
北九州市ホームページより
紫川を観る
・菅生の滝
北九州市ホームページより
紫川上流部に位置する「菅生の滝」（すがおのたき）。その落差は30mで、まさに圧巻の光景。一説によると「菅生の滝」の名称は、激しい滝のしぶきにより、女性の化粧が落ちて「素顔」になることから由来しているとも言われ、スケールの大きさが伝わってきます。
…無料の駐車場有（45台）、自家用車かタクシーがオススメ
3.紫川について学ぶ
・水環境館
川について、まちについて、「遊びながら学ぶ」ことができます。先に紹介した「SUP」やカヌーなどのウォータースポーツはもちろんのこと、川の生物の観察や、川の環境の歴史などの展示、説明もあります。ぜひ、紫川のことをもっと知って、もっと好きになってください！
…アクセス
車：北九州都市高速「小倉駅北口」出口から10分（注意：専用駐車場無し）
徒歩：小倉駅から徒歩約10分
今回は紫川の公害について紹介してきました。現在は水質も改善され綺麗な川になっています。ぜひ紫川を訪れてみて歴史と先人たちの努力に触れてみてください。( ^ω^ )
Kokurallyの投稿は今回で最後になります。
最後までまだ読んでいただきありがとうございました！
https://www.asoview.com/leisure/11/location/400853/
アソビュー「小倉北区のSUP」
北九州市立水環境館
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kokuraminami/file_0072.html
北九州市小倉南区「菅生の滝」
北九州市役所
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