見出し画像

小倉城の歴史と魅力

「小倉城」
言わずと知れた小倉の名所です。
小倉城は現在からおおよそ400年以上前、初代小倉藩主細川忠興によって築城されました。築城当時は日本最大の城の大きさを誇り、最も真似された天守閣なんです!
ここではいろいろな角度からこの「小倉城」についての魅力に迫ります!

1. 小倉城の特徴
小倉城の天守閣は「唐造り」と呼ばれ、5階が4階よりも大きくなっているのが特徴です。また、小倉城の天守閣の高さは約28.7mで全国におおよそ200箇所
ある城のうち、小倉城より高い天守閣は大阪城や名古屋城などたったの5箇所しかないことから小倉城はとても大きいことがわかります。

ちなみに小倉城の天守閣が「白い」と言うことも注目すべきポイント!
国内の城の天守閣の色は基本的に「白」と「黒」の2種類で構成されて、白い天守閣は小倉城のほか名古屋城や姫路城など、黒い天守閣は熊本城や松本城などがあげられます。
この「色」の違いは築城された時代の違いだと言われています。「黒い城」は関ヶ原の合戦以前の豊臣秀吉の時代に築かれたものが多く、敵の目から隠れやすい戦国時代ならではの利点であるのに対し、関ヶ原の合戦以降の徳川家康の時代に築かれたものが多い「白い城」は白色の色の特徴から華やかさを演出することに加え、膨張色である白色は城全体を大きく見せられることができるほか、当時の自分の権力を示すことができ、敵の戦意を喪失させる目的があります。

2. 小倉城は江戸時代から続く「サクラ」の名所
そもそも城にサクラが植えられ始めたのは明治時代以降のことだと言われています。
サクラは当時貴重な物質とされていたため、幕府から城内での植栽を禁じられていました。また、いざ攻められた場合に敵の姿は樹木で遮られ、かつ敵にとっては絶好の隠れ場所になるという理由から城にはあっても樹木は数本程度でそれも松や椎の木など食糧や薬、燃料になるような木だけだったようです。

では、なぜ江戸時代 小倉城には「サクラ」が・・・(・ω・`).。oO

それは小倉城が九州を統轄するために置かれた九州探題であったため、他の国内と比べ特別にサクラを植えることが許可されていました!

小倉城のサクラは今もなお小倉のまちの観光スポットとして若い世代からご年配の方々にまで人気があります!

3. 日本のワインも実はココ小倉から!?
日本のワインの歴史は150年前、明治時代以降だとされていましたが、近年、江戸時代に小倉藩2代藩主・細川忠利が家臣に命じてぶどう酒(ワイン)造りを命じていたという古文書が見つかりました!

では、この時代 どうやってワインを醸していたのか・・・(・ω・`).。oO

まず使用されていたのは主材料の「がらみ」という山ぶどうの一種。一般のぶどうに比べ、酸が強く糖分が低いことが特徴なため、これを発酵させてぶどう酒にすることは難しかったようです。
そこで忠利の家臣は主材料のほか、発酵を助けるための「黒大豆」を使用してぶどう酒を醸造していたそうです。
この時代ならではの工夫なのかも知れません...!

4. おわりに
小倉は食べ物も美味しくて、お祭りなどのにぎわいもあり、とても魅力的なまちです。今回は小倉城の魅力を少しだけですが紹介しました!
まだ小倉に訪れたことがない方にとって、この記事が足を運ぶきっかけになったら嬉しいです (*≧∀≦*)
また、行ったことがある方も再び訪れることで新たな発見や違った見方ができるはずです!
皆さん是非、小倉城の歴史を感じて小倉のまちを観光しませんか~!!

参考資料
・北九州市芸術文化振興財団 埋蔵文化財調査室
・北九州市役所広報課広報室

#Kokurally #歴史 #小倉城 #観光地


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?